ワークショップや講座の意味とながい余談

体の使い方を教える先生方の
概要をインフォメーションされているホームページやブログをみると、
いい刺激になりますよね。

参考になるな〜、って思ってメモするときもあります。

ですが直接にその先生とお会いできる機会を持つほうが、
その先生を身近に感じられるようになります。
それに印象も強烈で勉強になります。

jimmy's soccer 掲示
( http://hpmboard3.nifty.com/cgi-bin/bbs_by_date.cgi?user_id=MLF06012 )
を見ていたら、
古武術家・甲野善紀先生の講座を受けた方の書き込みがありました。

親しみと感動の意味を込めて『生甲野さんで感動です。』と、
語られていました。
先生の優れた身体能力を見せていただけたことと、
親しみやすい人柄に触れた喜びの表現でしょう。

体の使い方を、肌で触れて理解することは大切なことだと感じます。

甲野善紀先生は、
現在最も注目されている体に精通した先生の一人です。
注目に値する人格が整った方であろうと思います。

関心があるかたはお金と時間を惜しまずに。
それだけの価値があるでしょう。

-

余談ですが、肥田式強健術肥田春充という人が
『天真療法』という本を出版いたしました。
昭和11年10月5日発刊ですから、戦前です。
彼の体操法は生理学、解剖学等を研究した上作り上げたもので、
公の軍事教練方法にも影響を与えました。
その天真療法は、治病の3要素を<<安静・排泄・真食養>>といいます。
そして同時に彼はソフトな微振動を加える施術法も開発しています。
その施術をするとき必要なことは、
・施術者が絶妙に重心をとること。
・患者を強圧しないこと。
・施術者の体の中のエネルギーを満ち満ちた状態にしその力を伝えること。
だそうです。

施術者が外形的な型を知っていても、
同じ再現することはかなわないでしょう。
気を整え溜めた肥田春充は、
周囲にまで気を満たしてしまうオーラ?が
出ていたのかもしれません。
美空ひばりさんのようなオーラなのでしょうか)

彼いわく、そのような荘厳な雰囲気は
治病中にプラシーボとして効果的なのだ、
という意味合いのことをおっしゃられていたそうです。
研究者としての側面がある冷静な言葉ですね。

きっと彼と会えば影響を受けるだろうと思います。
その人が持っている圧倒的な魅力でしょう。

ただ肥田先生は故人。
もうお会いできません。