頭が前に出てくることにより起こる肩こりについて


椅子に座った座位のとき。
パソコンを使った仕事で、
キーボードやマウスを自在に使う。
すると自然にディスプレーのほうに目を近づけている。


そのような経験はありませんか?


立位で頭をまっすぐ立てたとき。
そのときの頭の重さを4Kgだとします。
頭の真下(鉛直線上)に胴体や首の骨で支える力を持っていれば、
もちろん頭部の重さそのものの3Kgが首や肩に負担としてかかる。
3Kgらいならばなんていうことはありません。
骨パワーで支えているんですから。


それが座位でディスプレーに頭が7.5cm近づくことで、
頭部の重さが首や肩にかかるウエイトはどのように変わるでしょう。
実に3倍の12Kg。
それに骨以外の筋肉で支え続けるエリアが肩や首一面に広がります。


もしあなたがデスクワーク中に首を7.5cm前にだす癖があるならば、
それだけ強い負担が肩や首にデスクワーク中にかかり続けています。
そしてそのような持続的な運動をすればその姿勢を維持し続ける筋が発達。
するとその首が前に突き出された状態でとどめられてしまう。
首や肩が凝り始めます。


そうならないようにするための注意を向けてください。
それは自分自身で管理すべきことです。
がんばってくださいね。

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あと意外な盲点。
椅子に座るときに大腿部(ふともも)が地面に対して水平になる必要がある、
そのようにいわれています。
椅子の高さを合わせて地面と足が90度・膝が90度・股関節部分が90度。
そして座骨を立てる。
ほかは立方の要点と同様です。


ですが個人的にはそれだけではまだ甘いように感じます。


私の体感では大腿骨が地面に対して水平になっているように調整すること。
そのようにしたほうが上半身の姿勢がひとりでに立ってきます。



そのために股関節と膝関節の中間当たりに100円ショップで買ってきた
滑り止めゴムシートを丸めて挟んでおいてあります。
それで大腿骨を水平にする微調整をします。
だいたい2cmくらい持ち上げる感じですね。


これに気づくまで僕は強い腹直筋の硬化を感じ始め苦しみました。
なぜなんだろう。
この苦しさはどこからくるのだろうか?
真剣に考えて問題に取り組んでみて見つけました。


体が敏感になればなるほど、
細かいところでのこだわります。
そうして改良していく方向を目指さなければ、
けっこうそれもまたからだがつらく感じだす。
そういうものなのです。