実践しないと『もったいない』


本で読んだ話ですが、
心理学カウンセラーをしている方がいました。



その先生が考えたことでは、
『自分の実践しているカウンセリングにより、
自分自身が成功できるだろうか』
自分を操縦するためには心を操縦する。
それにより進んでいく方向を改善する。
それを生業としている先生が、
実際に自分の考えに基づいて自分を動かす。
そういう試みです。


その試みにより従業員100名を数える会社社長へ。
つまり自分自身へのカウンセリングや心理的アプローチが活かされ、
それにより畑違いのコンピュータ関連企業設立後の成功を勝ち取りました。
心の運用法を自分自身に適用していくことで、
有効性が確かめられたわけです。


結局その方はまたカウンセラーとしての自分の役割を見いだし、
その道にまた戻られました。
起業して自分の力を試すことで、
自力を活かす快感を実感なされたことでしょう。


心の運用法は生活スタイルや将来の自分の職業の成功など、
多岐にわたって影響を与えます。
そして注意深く適切な心の運用ができれば、
カウンセラーをしている先生も起業家としての素質をもち、
開花することができます。


いかに自分の持っている『知識』『経験』を、
自分のライフスタイルに活かせるかです。


活かしきること。
それができなければ『もったいない』


先日ノーベル平和賞をもらったアフリカ系女性が、
日本にもったいないという言葉を教えてもらった、
とおっしゃられていました。


これからはものを大切にして消費を抑えることや、
リサイクルをしていく知恵を求められている。
『もったいない』という言葉を使うことで、
無駄を省く。
そして無駄にしないようにものや知恵を活かしきるように利用する。
ゴミとして捨ててしまうか、
資源として大切に活かすか。


もったいないという言葉を使うことは、
せこいやつという意味ではありません。


ものの価値を見極める努力をする人のことです。
活かして使うクリエイティブな感性を持つ人のこです。


今持っているものの利用法を考えたり、
知識を統合して知恵にまで昇華させる。
そして実践していくこと。
利用し尽くしていくこと。


利用価値があるものを使わず腐らせたり、
ものや知識を活かせずに身を削ったりではもったいない!


もったいないスピリットで自分の持つものを数えてみれば、
豊富な資源が死蔵されていたのかに気づくことがあります。