昨日、母の右手をメンテナンス。
母が一人で電子針を使いピーピーと音を出していたからだ。
母は働き者ですからよく動きます。
なおかつ高齢。
腕の使い方をわかっているかどうかで
腕にかかる負担がどれほど跳ね上がるか。
大きな開きが出ます。
胸や肩の前側が詰まり出すと、
背骨が前傾して曲がり出して、
体の衰えが加速するものです。
そこで肩甲骨から腕をコントロールする方法をレクチャーしました。
以前も同様な事を説明した記憶があります。
でもそのときよりももう少しだけ高度なエッセンスをつめて。
母いわく『やっぱりたまに教えてもらわないと忘れている』と反省。
結局腕の周囲の筋肉をリリースする作業をせずに、
肩甲骨を動かす事で腕を使うやり方を覚えてもらって、
それだけで腕の痛みの原因を自分で悟ってもらえた。
結構、『あぁ〜。なるほど。こんな使い方をすればいいのか』
とわかると気分が落ち着きます。
それに理想的な使い方に近づければ、
さっきまでいたかった腕の部分が、
まったくいたくなく動かせている事に気づきます。
自分のやるべき事は?
今回の場合には、
『腕の使い方を自主トレで習慣づける事』でした。
だって以前母の肩周辺は十分にといてあるので、
どんなに痛みが出ていたとしても奥のほうの筋肉はゆるゆるです。
だから動き方が是正されて正しく動く事が理想的なマッサージ効果を引き出すのです。
おそらくまた数カ月後には同じように、
電子針でピーピーいっていることでしょう。
そのときにはもう少し高度な使い方を伝える予定。
それを繰り返せば時期にずいぶん先に進んだ事に、
振り返ってみて気づく事があるでしょう。