知識以上に大切な事は訓練すること


頭をよくする事は大切です。
知識が身を助けてくれることもあります。


ですが知識ばかり集めている。


知識が多ければ安心する。
知識が他のものより劣っていれば不安になる。


だけど知識はどんなに集めても、
これで十分はありえません。
世の中にある元素の一部を掛け合わせて『新しいポリマーができた!』
と喜んでいても、
まだ発見されていない元素同士の組み合わせが無尽にある。
知識は組み合わせでできていますからそれと同じなのです。


知識を集める時間の一部を訓練に回す事。
ある意味現場や売り場に顔を出してみる。
そして5回に一回はクリアできる目標を持って訓練に励む。
体の五感をフルに活用した訓練をすると、
始めて自分がその知識が必要で、
その知識の肝はどこなの?とわかり始めます。


知識を本や講義で学ぶときは記憶がメインですが、
訓練に励むとその知識を土台に工夫し始めます。
記憶することはコンピューターにだってできる。
でも工夫することは個性ある人間しかできない。


工夫する事に楽しさを覚え成長してみて、
始めて知識が自分なりのノウハウに昇華。
そこで人から駄賃がもらえる仕事になる。
これで生産的な行為です。


駄賃がもらえてほめてもらえるから幸せ。
そういうのを『生きた知識』といいます。


根のない浅い知識の数を揃える事は、
気づかずに時間の無駄を増やす事です。
駄賃がもらえる仕事にするには、
体を動かして『見て』『嗅いで』『聞いて』『触って』『考えて』ていく。
生活に役立つ知識は頭で記憶するものではありません。


体で体得していくものです。



ボディワークのノウハウも、
体で体得してナンボ、です。


多くの整体・マッサージ・カイロプラクティックなどの書籍が買い求められます。
昔は専門書店しかなかった本だって、
出版社サイトから直販できたり、
Amazon.comで買える時代。


するとついつい、今、体の不調があると関連本を手に入れたくなります。


でも気づいたら知識を得ていただけで、
紹介されているエクササイズは手つかず。
買って満足するという強者もいます。^^;


また体の操作を学ぶためには専門的な資格が必要。
素人の私がやっては事故を起こすかもしれない。
そう危惧する事もあるでしょう。


もっともな考えです。


でも『生きた知恵』となって始めて幸せが訪れます。
自分の生活に取り入れて利益が生まれるのですから。


ここのギャップを少しでも詰めていき、
『生きた知恵』を生活に活かす喜びを感じてほしい。
私、個人では母や身内のケアがサラサラっとできて、
よく活用していてボディワークに感謝してます。
本当に使い勝手がいいんですよね。
即効で結果が出てくれるし。


その喜びを皆さまが家庭の中で同様に感じられれば。。。
なんと嬉しい事でしょう。


私は同業のお友達にワークのレクチャーはしています。
でも一般の方向けにワークのレクチャーをしたことはありません。
教えるときにずけずけと厳しかったりするので、
一般の方に向いてないよな〜という思いでして。


でも真剣な方が一人でもおられれば、
いずれ何かサポートできる場があればと思っています。
私的にも『ティーチング』のスキルが向上できますし。^^)