先日、とあるソーシャルネットワークにて大胆なお話が出ていました。
バレエをされている方が、
過去尾骨の矯正を受けたことがあるとのこと。
仙骨尖端に指をかけて持ち上げる方法と
エイペックスコンタクトなどで対応する。
それが通常の範囲内です。
ですが尾骨の歪曲が大きすぎるとき、
肛門から指を入れて調整をするという方法があります。
ちょうど尾骨と仙骨との境部分が脳脊髄液の執着部分。
尾骨がずれることで脊髄神経に沿って位置する硬膜とくも膜が
引き連れてしまう。
そうなるとこの硬膜などは強い保護膜などがあるわけでもなく、
脳脊髄液の流れを制限させてしまうネックになります。
すると頭痛や肩こり腰痛などの症状が生じる事もあります。
脳脊髄液が脳内でたまり過ぎれば頭痛が起こります。
脳脊髄液は神経に対しての栄養源。
脳脊髄液が運ばれる量が減少して神経にエネルギー不足が生じる。
すると神経が誤動作や正常な感覚が保てなくなるようです。
尾骨の曲がり方向で体のねじれ方向に影響がでるときもあります。
この負担を尾骨の調整を適切に行う事で改善するのです。
10人に1人程度の割合で尾骨の歪曲が大きく調整をしたほうが
改善が望ましいような方もおられる実感があります。
この手技は一部のカイロプラクターやオステオパスなどが行います。
私はワークではこの尾骨の調整はしません。
この点でどうにか尾骨の矯正を負担なくできる、
よい手だてはないものだろうかと思うこのごろです。
なかなか私の友人に聞き訪ねても尾骨周囲の靱帯を解く、
座骨や仙骨周りの靱帯や癒着部を解く止まりです。
でもそれだけでは歪みが大きすぎると手に負えません。
無理な力をかければ尾骨と仙椎骨の境目が捻挫を起こしやすい部分です。
安全性を確保した方法しかとることはできません。
大きな歪みを伴った尾骨の矯正は難問である事は確かです。