e-learning制作ビジネスってよいかも


メールチェックをしていたら
下記件名のメールがきていた。


未承諾広告※【講師検討依頼】マッサージ関連のネット講座講師の検討依頼』

ナレッジサーブ株式会社
http://www.knowledge.ne.jp/


要は未承諾広告
不特定多数のマッサージ関係業者に同様のメールを送っているのだろう。


いつもならばすぐにゴミ箱へと移動させていたが、
なんとなく開いて読んでみた。


するとweb2.0を活用したイーラーニングポータルサイトとのこと。


なるほど〜。


ネット経由でいろいろなエキスパートを集める。
そしてe-learning原稿を書かせる。


つまり自分ではコンテンツを用意しなくてもいい。
収入は生徒の募集を行い受講料の一部から徴収していく。
そうすることでそちらの運用会社は要領よく儲けが出る。
コンテンツ数が増えて利用者がそれを購入すればするほど利益が出る。


考えたものですね。


アメリカのゴールドラッシュのとき。
一番設けたのは砂金堀の労働者ではない。
スコップなどの道具を売っていた商人だった。
本当にそういう仕組みづくりってIT屋さんはうまい。


自分のキャリアや知識を利用したe-learningをしてみたい。
だがe-learningのツール開発は面倒。
それに生徒管理や料金の回収などは面倒そうで嫌い!
そんな方には本当に興味深いサイト。


ちなみに誰でもやる気さえあれば講師になれるので、
だれでも講師になれてしまいます。
それに受講料の70〜80%がそのまま講師収入。
受講料は講師が自由に設定可能です。
特殊な技術や趣味などのエキスパートで、
ノウハウを伝えたい方はアクセスしてみるといいでしょう。



ただ私の考えなんですが・・・。
文章やイラストなどを説得力あるように伝える力があれば、
本人がことさらにその業界に精通していなくてもいい。
実は編集能力を持つプロライターの方が、
文章やイラストや映像を使いこなして、
わかりやい文章を書くことが出来る。
つまり業界に精通している人は単純に伝えるコンテンツがかけるわけではない。
かえって客観的な目で重要性のある部分を見抜く目を持つものの方が、
すばらしいコンテンツがかけることが多い。
私も昔、
向上作業員向けに手順や概念を説明するコンピュータ支援ソフト制作に
関わったことがある。
見事なひ孫受け仕事でした。
時間的余裕もなく切羽詰って資料を集め絵コンテを書いた記憶がある。


そのような形で、
多業種の数本のコンテンツを書いたことがある。
内容は深くまで突っ込むことは出来なかったが、
客観性のあるわかりやすい表現ができたと思う。
実際に利用した作業員の方にアンケートを取ると、
以前作られていたものは
導入用の初心者コンテンツにあるまじき専門用語の羅列。
文字ばかりで必死に目がつぶれるほど文字を読む。
そうして多くの作業員がやる気を失っていたが、
私を含めたチームで作ったソフトは好評だった。



数名の優秀なクリエイターが集まれば、
業界専門性に深い理解があるものよりも優れたコンテンツが作れる。
導入目的のコンテンツならば尚更そうです。
より有用性の高いコンテンツは作れるだろう。
専門的なことを学びたいという希望が出れば、
それはバーチャル学習よりもリアル学習がいいですよ、
ってステップアップを促してあげるのもいいですし。


自社のノウハウを伝えるコンテンツ作りはもちろん自身で全部やらないとダメ。
文章やイラストの落としこみなどの作業を、
必死に素人がしてみたところでわかりにくい文章を書いて批判を浴びたり。。。
実際の制作はそんなカンタンな作業じゃないんです。


後々収入が上がるからがんばろうと思っても、
一部の時流に乗ったコンテンツ以外は有料であるため生徒が集まりにくい。
学術的なことは特にお金になりません!^-^;
それに生徒を集めるためのキャッチコピーを考えたり、
どうやれば生徒になってもらえるかのノウハウも必須。
だが日ごろそんなことは研究したこともない。
だから仕掛けもなにも作っていなかった。。。
それでは残念な結果が目に見えています。


収支も目論見通りにならないことが多い。


時間も費用も持ち出しでIT企業に吸い取られる。
甘言を信じるとそうなるんです。


でも逆手をとってe-learning制作のノウハウをもち、
うまく時流に乗ったコンテンツ開発能力と営業力があればどうでしょう。
コンテンツを多産するためのフォーマットを作り、
そのフォームに落とし込めばe-learningコンテンツが制作できる。
その仕組みづくりは難しいものではない。


なかなかよいビジネスになりそうですね。
きっと仕組みを作った下記の会社だけは、
いつもしっかり利益を上げられるのです。
こっちのほうが軌道に乗ったらすごい。
なぜかこっちの仕組みのほうに関心が向いてしまう。^-^;