自ら筋肉や靱帯になったようにお話ししていただけるセミナーがあった

先日、バレエをなさっておられる方から『NPO法人 芸術家のくすり箱』という
ダンサー・音楽家・俳優・スタッフの「ヘルスケア」をサポートし、
芸術家と医師・治療師・トレーナーをつなぐNPOがあるんですと教えていただきました。


AAさん、大変貴重な情報をありがとうございました。m__m



NPO法人 芸術家のくすり箱
http://www.artists-care.com/


そちらのホームページを拝見させていただきますと、


 「もっと自由に声や身体を使えるようになりたい」
 「ケガを予防するコンディショニング法は?」
 「本番前効果的な食事のとり方を知りたい」
 「緊張しないためのメンタルトレーニングは?」
 「指導者として、現場でやるべき応急処置は?」
 「芸術活動に理解あるお医者さんはどこ?」
 「舞台に復帰するための、リハビリをしたい」


というダンサーや演劇、音楽家などの多くの方々が、
ついつい練習に熱が入りムリをしてしまうことで
疲労を蓄積したり体に痛みを覚えたり怪我につながったり。
舞台上でのパフォーマンスを鈍らせるようなことが起きないように
芸術家に必要なヘルスケアや他、広くコンディショニング方法を
お伝えするような心強いNPOなんですね。



そして『芸術家のくすり箱』を教えていただいた方はそちらで主催するセミナー
「ベストパフォーマンスへ導くキネマティックコンディショニング&ボールエクササイズ」を
受講してきたそうです。


その方ご自身が、いま、長年の身体操作の研究キャリアを活かして、
教える側へと身を起いた先生となられる方なので、
人にどのように体の仕組みをわかりやすく伝えるかという、
伝える側の視点に立って「その教え方、わかりやすくていいね!」とか「いまいち!」とか、
生徒の立場から先生のレクチャーパフォーマンスを評するようになられています。


> 講師の方が、自ら筋肉や靱帯になったようにお話しされるのが、
> とても印象的で、彼ら(筋肉、靱帯)とはこうやってコミュニケーションを
> 取ればいいんだ〜と目からウロコでした。


といった体の情報の伝え方としてもとても高度なテクニックを使って、
わかりやすく伝えてくれる講師の方がおられた模様で、
そこが彼女の生徒さんたちに
どのように体の仕組みを伝えればいいのかのヒントになったと参考になったそうです。


そして自分だったらこのように筋肉や靭帯との関係を解釈していくな〜というような、
彼女らしいセンスのいい見立てを教えていただきました。 ^-^)



自らの筋肉や靭帯などを擬人化して、
各々が語り合うわかりやすいし親しみやすい伝え方ができればすばらしい。
きっと解説を聞いてくれている方が飽きずに楽しめる感じなのでしょうね。




セミナーでお伝え頂けた内容は、
『芸術家のくすり箱』を教えていただいた方にはすでに知っていることだったようです。
内容が平易だからというわけではありません。
かなり専門性の高いメカニカルな人体像が語られています。
ダンサーなどには、とても目からウロコが落ちるところも多いのでは?
日頃から関心深く身体の仕組みや動き方のノウハウを研究しているから、
多くの方々が「へぇ〜、そうなんだ」と感心し驚くことも既知のことだったのでしょう。



さすがですね。
日頃からよく勉強なさっておられる方だとはお見受けしておりましたが、
やはり、ただものじゃない。



ただ、そのような知っていることでも改めてセミナーで耳で聞いて確認できると、
新鮮にその情報を認識することができたと言われます。


おそらく頭のなかには、
身体操作の情報が、
多くの引き出しの中にしまわれているのでしょう。
するとどの引き出しから伝えることを引っ張りだすか?
そのような伝える情報の編集や構成など
この度のセミナーのようなもので
切り出す切り口を見せていただきますと、
一般的に教えてほしいことだったのかと感じ取れて、
教える内容の厳選に腑に落ちるところもあるのでしょう。



私は特にですが体の使い方について、
簡単な事柄のようにみえることでさえも、
どのようにこの情報を伝えればわかりやすいのか、
必死に考えても私自身が腑に落ちるほどは噛み砕けないでいます。


きっとこちらの主催なさるセミナーなどを受講して勉強する機会が持てれば、
そんな私にもなにか良いヒントが得られるのかもしれませんね。


ただ「ダンサー・音楽家・俳優・スタッフの「ヘルスケア」をサポートし」・・・というような、
どこにも私が属していないのが致命的ですね。 
『個性派俳優です』と勝手に名乗るしかない。 
可能性は、ゼロではないですかあ。^-^;