体の中の波

体の中では細胞が栄養素をもらい老廃物を輩出する。
細胞間を流れる間質液。
一分間に10〜14回のペースで体内を流れて、
老廃物を持ち出す。

その一分間に10〜14回のペースは、
海岸で波が寄せては返すリズムと同じ。

体内の大切な浄化システムだ。

体の中の筋肉が柔軟な状態ならば間質液は常にこのペースを守る。
柔軟な状態から炎症→線維化→硬化となるに従い間質液の流れが乱れる。
海岸で地引網の端を海水に浸されていると、
自然に浸透して浸されていない部分にも海水が通る。
そのような仕組みが間質液の流れる仕組みに応用されている。
だが途中で細胞間の緊張や圧迫があればこの間質液の流れは、
もろくもせき止められてしまう。

つまり間質液の浄化システムと筋肉の柔軟性は比例する。

目には見えないようなレベルに思える。

間質液の波が細胞の生命力を支える。

ひいてはその人の体全体の生命力も、
そこで支えられている。

だから体を締め付けるようなことはしないほうがいい。

体の波音を聞きながら、
健やかにいられることが幸せなんです。