細胞をクローズアップしてみよう

人体の肉体面を細胞レベルで観てみよう。

Wikipediaで『細胞』を調べてみましょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E


このページのなかほどに細胞が図解されています。
典型的な動物細胞の模式図:
(1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、
(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体
(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、
(12) リソソーム、(13) 中心体


基本的にひとつずつの細胞に上記のような器官が詰まっている。
そのどの構成要素も欠けては都合が悪い。


ひとつずつの細胞は独立している。
液胞の海に抱かれ、生命を持ち生きている。
栄養を取り入れ消化をする。
呼吸代謝をしている。
不溶物が侵入しようとすれば細胞膜がそれを拒む。
ミトコンドリアには染色体がそなえられ、分割して自分のコピーを残す。


元気な細胞は部位にもよりますが、
水の入った風船のように丸く膨らんで整えられたサイズ。
あまり潰されてしまうと細胞内の液胞水分が代謝できずに、
栄養素や酸素は取り込みづらくなるし、
老廃物が外に捨てる力も弱まりだす。
それにより酸化し細胞内の諸器官が
正常な機能を発揮できません。



つまり上図の右側のような状態を居続けてしまうと、
代謝が悪くなるんですよね。
居続ける居着いた状態も、
一日や二日ならまだしも、
一年や十年にも至れば大変なことになるのです。
細胞膜も代謝が悪くなり組成成分の栄養素が欠ければ質が悪くなる。


そしていずれは細胞レベルの問題発症です。


たとえば人間の体とは筋肉や内臓やその他体のなかで
心臓以外のどの部位も腫瘍ができるといわれています。


知られているところでは、
腫瘍サンプルを得て顕微鏡でそれを見る。
そうすると腫瘍細胞は大小さまざまな細胞質内顆粒ができてしまい、
その粒は揃わずに細胞核や他の細胞内部の器官も形や色が
変形したり黒ずんだりしています。


子宮筋腫やがん、それに他の内臓疾患等でも同様な細胞の異常がみられます。


細胞ひとつひとつが暮らしやすい生活環境を守ること。
その視点を持つことで患部の細胞の生活環境が、
どこか整えられていなくて引き伸ばされたり、潰されているか?



その視点で検証していくと、
やっぱりこれは問題があるよね、
というところを非常に多く見つけられることがあるのです!


はじめみつけたころは、
これはもう目から鱗でした。


細胞がひとずつつぶれ続けて変形していたり、
細胞膜やその他の器官もへちゃっと潰れている。
骨格筋や内臓筋も含めしこり化してしまう。
そのような様子が体の皮膚の奥、
内臓部レベルの深部にまで至ることがある。


なので、ときどきお客様に
「骨格筋はある程度の回復力があって、ダメージが有っても
蘇生する力が結構あるけど、内臓が一旦悪くなるとそれは、
厄介さは別物レベルですから。
内臓に負担を強いる姿勢はだめですよ。
それをずっと続ければ問題があるからね」
ということがあります。


骨格筋の萎縮や虚脱により、
骨格の立体構造が問題化してしまう。
そうすると内臓筋への負担が強いられ続け、
それらの細胞が問題化していく。
そのような流れが見えるときがあるのです。



患部とはすでに細胞が数千も数万も集まった集合体です。
陰にひとつひとつの細胞が問題のある。
その集合体なのです。


そのような視点を捨て置かれ続けていたのでは?
という側面があるのかもしれません。


私はそのような側面で細胞一つずつの状態をリアルに意識しつつ
体を観ていきたいと思います。


ダメージを受けた細胞。
そこに生命力を吹き込み蘇っていただけるように考えていきたい。