仙腸関節からが足の骨!

仙骨と腸骨。
その違いは?


仙骨は脊椎に属して、
腸骨は脚部に属す。


だから足を動かすときには腸骨が動きがなければおかしいんです。


意外に足を動かそうとするとき、
大腿骨は動かすんですが腸骨を動かさない人が多い。
本来は腸骨が動いてから次に大腿骨が動くものです。
腸骨を動かなければ仙腸関節が動かない。
仙腸関節を動かさずに大腰筋を動かせば、
大腰筋は鼠径部で徐々にしこり化します。
もちろん腸骨筋もしこり化していきます。


脚部は血行不良となりむくみやすくなり、
だんだん太ももの前側や横側
(大腿直筋・外側広筋・長脛靭帯・大腿筋膜張筋)などが
硬くなり張り出していく。


足を動かすときに股関節からのピボットから動かすか、
仙腸関節から腸骨を動かすか。
ただそれだけでまったく体の状態が違ってくる。


だからなんですよね。


ウォーキングをしている人を観察していて、
体を固める歩きをしているか、
体を緩める歩きをしているか。
はっきりと別れているんです。


機能的に骨盤が動くウォーキング法であれば健康に役立つが、
鼠径部や太ももの前や横を固めて大腰筋を硬くして
内臓を下垂させるような・・・という歩き方ですと
血行を促しはするが体をゆがめることとなります。


体をやわらかく保てるか硬く老化させるか。


そこにあるのは気持ちの問題とかじゃない
物理学や解剖学のノウハウを基にした
再現性があるものなのです。


だったら正しい歩き方を身につければいいじゃない?
となるでしょう。


ですが、、、
体のゆがみや骨格筋の多くの部分に硬さがある方は体現しにくい。
仙腸関節を動かせるようになればすばらしいものなのですが、
これがなかなかできないもののようです。


私が長距離歩いても平気でいられるのは、
この仙腸関節部分から緩めて動かすことがイメージできるから。
ただ日ごろ重労働で過労気味なために筋肉が各所萎縮しているから、
ストレッチしても「イテテッ」となる情けない状態ではあるが。


だが生まれてずっと体力も気力もない私が、
平気で数10キロ歩けるようになったのは、
体の使い方の要点をひとつひとつ積み重ね、
学んだり編み出したおかげです。



私が長距離散歩で後者の歩き方をしているとすれば
いずれ健康を阻害されていくことでしょう。


で、最近ワークではこの腸骨から動かしてというのをお伝えしてます。^-^)