体をらせん状に使う動きで健康長寿に^-^;

子供のころに造った輪ゴムを引き伸ばしねじることで
プロペラを回し空を飛ぶ飛行機のおもちゃ。
ゴムが伸ばされて力をためられてから手を離す。
一気にもとの長さに戻る弾性力を使い空を飛びます。


人間も「筋肉を中にある骨を中心にひねる」動きで力をためる方法がある。


たとえば仰向けに寝て手を横に伸ばして手のひらを下に向けます。
床の上に腕を密着させ転がす感じで、
手のひらを上に向けるようにします。
もう半回転させて手のひらをひねろうとすると、
肩からひねらないとうまくひねれなくなります。
そしてねじったゴムを元に戻すようにゆっくり戻します。
このひねる動きを10回くらい繰り返してみる。
(注意:ゆっくりとした呼吸で
どこの筋肉がよくねじれるかねじれにくいか感じ取りながらおこなうこと。)


すると肩こりや背部痛がある人や肩が上に上がり気味の人も、
調子がよくなってくることが多いようです。


合気道太極拳でもこのねじりというからせん状に
手足や首や胴体をねじる動きで力をため、
一気かまたは徐々に発力させる技法があります。
舞踊にもこのらせん状に動かすものがあります。


筋肉を単純に縮めて曲げる方法で力を出すと関節部分がくっきり曲がったところがわかる印象がでてしまいます。
そうなるとともするとロボットのようにぎこちない動きに見えてしまいがち。
でもらせん状にひねる使い方では関節部分が逆にわかりにくい動きができる。
腕の関節が手首と肘と肩の3つだけではなく、
それ以上の関節が腕の中にあるように見えてしまう。
ときとして優雅さやしなやかさも表現できる使い方ですね。


通常の筋肉の収縮運動では、
拮抗筋の一方を脱力して反対側を力を入れるというようにします。
ですがひねりらせん状に腕を使うならば、
拮抗する筋肉の両方とも協力させて力を出させることができます。
それに自分では意識しなくても
腕ならば背中の広背筋や足ならば大腰筋などの
強力な力を発揮する筋肉が自然につられ働きだします。
予想以上に強い力を発揮できるのがらせん状の動きです。


このらせん状の動きを極めて巧みに使う人たちは、
健康で長寿な一生を送る傾向があるように思える。


筋肉を深くやすめ関節をいたわり、
経脈を整える作用があると思います。


ただし普段の使い方が体をらせん状に使う感覚が薄ければ、
急がずに時間をかけて負荷を弱めにしてから徐々に大きくすること。
そうしないと想像以上に体に負担がかかってしまい体調を崩します。