スパイラル・アームサポーター

医道の日本社」プロフェッショナルカタログ2009をみていて。
代替医療関係のグッズや書籍・ビデオなどが掲載されている。
面白いサポーターを見つけました。


腕にくるくると巻くだけで、
全身のゆがみをなくしてしまうというサポーター。


スパイラルアームサポーター【姿勢矯正の美胸サポーター】


スパイラルアームサポーター【姿勢矯正の美胸サポーター】



ちょっと話を聞くとそんな都合のいいものってあるの?って思われるかも。


でもそれは現象的に妥当性がある。
実際にこのサポーターをはめてみた後の形に腕をねじるようにすると、
背筋が自分では気づかないうちに伸びてしまうのです。


立ち方をチェックすさせていただくときに、
腕をねじって肘のとんがっているところを後方に向けるようにし、
もうちょっと工夫を追加していく。
そうすると腰や首が伸びていく。
膝だって伸びていく。


つまり姿勢がとてもよく改善するんですよ。


これは昔、こちらの日記にも書きましたが、
中国武術のほうの本で読んだ知識ですが
「解剖学的嗅ぎタバコ入れ」と「肘の内側の窪み」と「烏口突起下の窪み」の
三つの窪みを前面に向けるようにすること。


三星をあわせる・・・だったか、
そのような決まりごとがあるというのです。


私が実際にこの状態に腕を使えるように練習するに従い、
姿勢が徐々によくなりました。


このように腕をスパイラルにねじるようにすると
肩関節・肘関節・手首関節の接合面がしっかりつながります。
腕骨が芯を造る存在が感じられるようになる。
その骨の周りに筋肉が巻き付いていて、
巻きつけられた筋肉をもっと強く巻いたり一気に解いたりする。
そのように筋肉と骨を関係付けて動かしていくと、
筋肉にコリができにくくなることに気づくだろう。
腕をひねるだけでも武道の技になることもあるし。


もし私がこの腕の使い方の知識がなければ、
筋膜マッサージでの施術の成果は半減しているでしょうね。
ちょっと施術者が立ってマッサージをしている姿をみれば
そんなところからも良し悪しが感じ取れる。




ただこ腕をひねる技を教えられても、
今までそんなことをしたことがなく、
違和感を感じてしまわれる。


お伝えしたときにそういう腕の使いもあるのかなという具合です。
違和感があるからこのような腕の使い方はよくないだろうと思う。
そして普段はこのような腕のひねりなどはあまり意識に上らない。
だからなかなか身につきにくいものなのですよね。
私としてはとても残念なことです。


それが私がカタログから発見したサポーターは
強制的にサポーターで腕に理想的なひねりを加える仕組みのようなもので。
ただ上述したような三星をあわせるまでの微調整はないと思われます。
なのでサポーターに腕をひねってもらって、
後はちょっとだけ注意力を持って三星を合わせるように微力を尽くせばいい。

実際に私はそれを使ってみたことがないので、
成果がどの程度かはわかりませんが。


ちょっとだけ興味があります。


数週間つけておけば腰や首や膝などが少しずつ正しい方向へ移動して、
腕にひねりの習慣がつけばサポーターをはずしても自然にひねっても
もう違和感がなくなっている、っていう感じになるといいですよね。




ただ私にはサポーターのすばらしさは写真を見ただけで感じましたが、
普通はこのサポーターをみても「なんでしょう?」という感じでしょうか。


売れている商品なのだろうか?


興味がある人はネットで製品をいろいろ検索してみるといいでしょう。