『プロとは、速く動いて気持ちが冷静な人』


斉藤一人氏の本を読んでいて。
次のような言葉がありました。


『プロとは、速く動いて気持ちが冷静な人』


プロの板前さんは、オーダーがひっきりなしにきてもさっと動く。
だけど急ぎすぎて包丁で指を切ることもないし、味も落とさない。
気持ちは冷静だけど速く動けることが求められています。
スピードが速いだけでは事故をおこしてしまうからね、といいます。


プロのなかでも一流の仕事をなさる方の動きを見れば惚れ惚れとしますよね。


速く動くとは変化が激しいということ。
激しい変化に気持ちが後手に回らない。
急かされて舞い上がらずにいることは、
瞬間で的確な判断を連続してくだし続けるということ。
過去の経験から対処法を得られることもあるでしょう。
ですが無意識自動処理的にこなせないときもあります。


施術をおこなうときなのですが、
ルーチン化できる施術パターン部分は
繰り返せば速く動き加速していきます。
内容の深化や短時間化もはかれます。
「さささっ」とすばやく動きます。



ですが人の体は十人十色。
人それぞれの多様性を深く加味すると、
意図的にワークのときに私が体の動きを緩め、
ぶつぶつ口でつぶやきながら考えをまとめることもあります。
手が自然に遅くなり止まることもあります。
ルーチン化できない割合が多い方のときは
なおさらこのような動き方となります。
考えが散漫でまとまらないうちに施術に取り掛かれば、
お客様に申し訳が立ちません。


するとケースバイケースで
『遅く動いて気持ちが冷静な人』となるでしょう。
現状の私はこの位置ですね。
それが身の丈で仕方がないと考えています。


ただしもっと施術の知識が深まるにつれて、
いつかは『プロとは、速く動いて気持ちが冷静な人』
といえるようになれるでしょう。
そうなれれば多くのお客様へ対応できるようにもなれるでしょう。
いつかはそうなりたいと願ってがんばっております。