長い人生ではつらい時期を乗り越えるときも-

昨日のことなのですが、
年甲斐もなくひどい転び方をしました。


利き手の右手指を数本がダメージを受けまして。
他にも右ひざや左手なども。


施術は繊細で微妙な感触が命です。
なのに大変なことをしてしまった。


なぜ転んだかというと、
子猫を助けようとして。


話は長くなるのですが。。。。。


うちにはチビと呼ばれる年老いた猫がいます。
もとは近所のおばあさんの猫だったのですが、
お亡くなりになられ引き取り手がなくて母が面倒をみています。


やはり年老いている関係で猫同士の喧嘩で傷つけられると、
それだけでかなり生命的にやばいこととなります。
近所に目つきの悪い牛柄のノラ巨猫がいます。
どらえもんのジャイアンのように周りの猫を殴り傷つける。


そしてたまたま一昨日、チビが牛柄に殴られて傷つけられ。
その夜に体調を壊して冷たくなっていました。
母曰く、『年だから弱ってるんだね・・・』。


確かに弱ってます。


ここまでまいりますと神頼み。


以前もチビが肺炎のようなことで倒れたとき、
千代田区の太田姫稲荷の印を守りにして
犬小屋ならぬ猫小屋に貼らせていただき復活いたしたことがあります。
このたびもきっとそのようにすればどうにか乗り越えてくれるのでは、
と動揺しつつも新たに一週間前にいただいてきた印を貼りました。
同時に近所の小山八幡様へ。


翌日、チビはけろっとして飯をくれと元気に。


母曰く、『ただ寝てただけだったんだね〜』。


いやいや。^-^;
私は手を添えていて冷たくなっている体を触ってるんですって。
第一、チビものらの出ですので寝てても体に触らせてくれない。
寝ててもすぐに飛び起き”しゃぁ〜”といい威嚇しますからね。
私が体を触って冷たいって感じている時点で大変な状態でして。


また触診なれしているので、
体の柔らかさはまだあるのだが
体の芯が冷たくなっているのが感じられる。


そんなこんなで、
二回目の奇跡がありました。



以前飼っておられたおばあさまの力があったのかもしれませんね。
近日中に太田姫稲荷様へお礼参りをさせていただこうと思います。


めでたしめでたし。


=====


ところがその翌日、
その牛柄猫が近所のキジトラの子猫をまさに鋭い爪で引っかこうとしている。
子猫はおびえて固まって動けない。
子猫の悲鳴が家にいる私まで届く。
それを聞いて前日のチビのことが脳裏に蘇る。


阻止せねば!!


場所は道路を挟んだツカサのウィークリーマンション敷地内で
道路横断の安全だけ確認して怒涛のように飛び出しまして。


あまりの速さで突っ込んだため
私の体がいきなりは止まりません。


靴をしっかり履く時間もなかったため、
そのまま靴のヒモがとけてひどい勢いで転んで、
メガネは6〜7メートル向こうに吹き飛んで
骨折してもおかしくないほどの衝撃でした。


とっさに受身は取ったんですが
コンクリートが平らな面ではなく眼前に駐車中の車が・・・。
手を犠牲にして止めないともっとひどいことになる。



その私をみた牛柄は驚き一目散に逃走しました。
見事にキジトラは救われた結果になりましたが。^-^;


施術者としてプロならば自分の体を大事にしなければならない。


不覚でした。。。。。


どうにかして体を治さないといけない。


施術中の自らの肉体的苦痛は自己責任。


嫌ならやめるしかない。
そんな職業だと考える。
そのような連続だから、
結果的に痛みがあっても今まで集中力を切らせずにがんばりましたし。


そんな自分を私は少なからず信頼しています。


まぁ本当のところつらいところですが。
同業の皆様も大なり小なりそこを乗り越えてきている。


終わらない苦痛などありえません。
苦痛は工夫次第で終わらせることができるものがほとんど。


怪我は自然治癒力という身に備わった力で癒えていく。
あとは時間の問題です。


日頃の精進が回復力を決める。
自分の回復力も信じている。
真剣にがんばろう〜。


まずは打撲で衝撃を受けた部位の腱の萎縮や関節のずれを治して、
患部に流れる血を多めにしていくようにする。
患部に関連する周囲全体の靭帯のコラーゲン組織部位を緩めれば、
大部分の牽引痛を軽減することができる。
あとはエミューオイル頼み!


痛みはこれで即座に半減した。


施術のときは故障中のアスリートのようにキネシオテーピング。
計算上はこれでカバーできるはずだ。



今の時期にこのようなこととなったのは、
何らかの意味合いがあるのかもしれない。
そうも思いいろいろと考えてみています。


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そんなことを一人で考えていたとき、
お世話になっている先生から電話。


交通事故により鎖骨および肋骨の骨折をなさったといいます。


私もあまりにびっくりしてしまい、
言葉に詰まりました。


付き合いの深い方々が心配してくれて
高価な骨折を改善できるような機器や健康食品を送ってくれたそうです。



病気や怪我で体調を崩したりすることは
長い人生で誰もが経験するかもしれない。


私自身のことなど、
意識からふっとびました。


つらい時期を乗り越え復活なさって欲しい。
そう切に願っております。