体のセルフイメージの充実


たとえば「立位姿勢をチェック」するセルフイメージ。


まっすぐ立ち上げた垂線上に
「耳の穴」と「肩」と「股関節部」と「外くるぶし」が重なるとき。
骨格が適切な前後左右の立体を保て、
同時にもっとも頭頂と足裏が距離が稼げているだろう。


立っているときの感覚は、
体の背面にある筋断面の太い部位が使われている。


背後にある見えない壁に寄りかかっていて、
楽に体を支えられている感覚が味わえる。


地面に吸い付くように足裏が落ち着きます。
頭は耳の上端が上方に軽く引かれる感じです。
つむじあたりを上に引き上げられる感じにより、
その引き上げ牽引力により、
後頭部から後ろの首や起立筋やハムストリングや
ふくらはぎ、そしてかかとの後方とかかと裏側がずるずると背を伸ばす感じ。


手足の関節のかみ合わせ具合を確認するように、
スパイラルなネジリをそこには加えられる。
肩や股関節の外転、肘や下脚の内転、手首や足首の外転。


他にも立位のセルフイメージを豊富にしていくことで、
脳から神経を伸ばし伸筋へ的確な命令が通じていく。
必要な筋肉がまんべんなく働くよう豊富な電気が流れる。


これが理想です。


最初は動作のセルフイメージを増やし蓄積する。
各人が自分に足りないイメージに気づき豊かにしていく。


セルフイメージが充実していなければ、
十分に体を機能させることができない。


すでに自然体で体が原理原則にのっとって機能できていれば、
後付でセルフイメージを足していかなくてもよい。


優れた指導者がいれば、
その指導者が判断したイメージを付加してくれるでしょう。
指導者がポイントを伝えてくれれば
基礎を効率良く学び取ることはできます。


ただ効率が悪くとも
独立独歩もいいですね。


どちらかといえばこちらのほうが誰かのものまねではなく、
自分のオリジナリティが追求できるでしょう。


大切なものには少し時間をかけていく。


そのほうが自分にフィットしているし、
自分の成長にマッチしているでしょう。