本日の施術で。
サーフィンをなさっておられるお客様でした。
海の近くにお住まいになられて。
羨ましい限り。
水泳をする人の筋肉はとてもねっとりした良い筋肉の場合が多いのです。
泳ぐときに水をかきます。
そのときに効率良く強い力を発揮させるには、
肩から肘までの腕の部分で言えば外側の筋肉を緩めて内側の筋肉を使います。
そうしないと強力に水をかいて進む力が発揮できないのですから。
それにローテータ筋をぐるぐる回すときに、
肩甲骨を肋骨からしっかり持ち上げなければならない。
この肩甲骨の引きはなし効果も胸式呼吸を大きくする。
それに水上では途中で泳ぐのを休むと溺れるという危機感がある。
人間は微妙に危険や危機感があるときに、
体が活性化してくるものですから。
人は死なない程度の危機感を感じていた方が脳内物質の覚醒作用がでてくる。
不思議と過去の水泳中にちょっとでもゴボゴボと水を飲んだことがあると、
こんな覚醒作用があるそうなのですよね。
それに水圧で体を圧迫されていることで、
心拍数が陸上よりも上がる。
こうなることで体の末端の毛細血管まで血液が巡り、
極力の深い筋肉の部分まで届いてしこりを溶かそうとする。
そして波乗りですと、
左右の足の接触感覚に優れ、
両足の中点部に当たるところに、
重心を据え置かねばなりません。
それに重心を低くして安定させる。
そのような身のこなしもたくみにこなされることでしょう。
特に運動神経のよい方ですと水泳やサーフィンでの
動きのポイントを押さえているのでしょう。
概して日常楽しみながら水泳やサーフィンをしている方の施術は
深部までスムースにアプローチをくわえやすいことが多いのです。
このように筋肉の質がよいと体質を
改善させやすいというところはありますね。
現在の日本人の多くの方々が何気なくおこなう所作には
気づかないうちに呼吸を弱めて動くようなことがあります。
それにより自分では気づかないようなさまざまな筋膜の癒着や
骨格的なズレはでてきます。
それに各職業で特有の特徴的なしこりのできやすい場所なども。
そのような傾向もあるため、
水泳をしていたりサーフィンをなさっていても
体が辛いな〜ということがでてしまうわけです。
私はそのようなものをみつけるのがお仕事なので
それなりに深いところのしこり等は見つかります。
^-^
そこにしこり等があるなんて日頃の自分の感覚では
あまり気づかないところも、私にちょっと触られるだけで
問題がある箇所は「なんかすごい痛い!」と解るはずです。
それは体の内側にできて少なからず痛みがすでにわからなくなった
麻痺した炎症部分ですから。
それらを放置しておけば、
伸び縮みできない縮っぱなしの筋肉により、
該当している関連した骨格が常にずらされているわけですから。
なんだか自分では体調が不調に感じるけど、
そんなところにそんな問題があるなんて気づいてません。
でもそれらを少しずつですが着実にリリースを積み重ねることで、
十分に骨格レベルで正しいところに並び始めたら・・・。
体調の問題が少なくなってきたという感想をもたれるでしょう。
このようなところは、
ミリ単位以下のしこり等をも大切に処理しようとする
小回りのいい施術が得意とするところでしょう。
日常の運動の質がよろしければ、
それらのしこりをかなり大きめに一度きにリリースする量を多くしても、
本人の体に対して大きな変化を強いられた割には
順調にとかれた後の自分の体に馴染めるものです。
施術で体を解かれるときの利益は大きく感じられるでしょう。