弱化した筋肉では力が入らないので

たとえば施術を受けたとしても、
時間が経つとあちこちで連鎖的に不具合が生じてしまうこともあるでしょう。


体には筋肉が硬化して関節の動きが悪くなっている部分があります。
硬化短縮した筋肉は理想的な収縮や伸張の運動ができません。


それでヨガなどをしていても、
私は体が硬いから・・・といわれるようなことも起こります。


そしてもうひとつ。
見過ごせないようなところもある。


筋肉が力を失って弱化しているところもある。
柔軟性はある筋肉なのだが、
必要量の筋収縮が起きてくれないようなこと。



そういうことも、気づかぬうちにあるんです。


たとえば背筋を伸ばして立とうとしても、
必要な筋肉に力がどうしてもはいらない。
この場合は抗重力筋という起立筋群です。


頭というペットボトル数本分の重いものが頂点に設置しているが、
脊柱を立てるための主に背面に位置する抗重力筋が働かないので、
しかたなく体の前面の呼吸や心臓の動きに関係する腹部側の筋肉を固めてる。


そうすることで体調がすぐれない状態が続いてしまっている・・・。


筋肉の弱化が起きているときには、
そのような弱化している筋肉を解いて緩めようとがんばっても、
そのアプローチする方法としては成果が乏しくなることもある。


このようなときにはいくつかのアプローチすることができます。
アプライドキネシオロジー」のような
弱化した筋肉を理想の強さを取り戻します。
場合により画期的な成果があらわれることもあります。


立ち方に問題があるとき。
起立筋のとある部位が弱化して、
立とうと思うが立つに必要なその部位の力が入ってくれない。
それが元で脊椎がねじれてしまったり、傾斜してしまったり。
ではその問題のある特定部位を筋肉反射テストなどの検査で見つけ出して、
立つときに弱化しないように調整を施しておく。
そうすると別に体のどこを揉んでもらったり押されたりと、
筋肉が解かれたわけではないのにしっかりと両足が地面を捉える。
今まで感じたことのないような充実感で立てていることに驚きます。
手品を体験しているかのような不思議な成果を感じることもあるでしょう。


私も施術中に、弱化している部分がありそうかどうかをチェックしており、
それをみつけたら経絡的な問題であれば、それをそれとなく調整していて
それにより弱化を低減させて正常化につなげているのですが。
そのときに筋肉反射テストのような検査法を利用していないですから、
なんとなく同一経絡上の二点をさささっとさすられているようにしか
思われていないかもしれません。^-^;



また体全体の動きの原理を理解して自らの動作の浄化により、
弱化している筋肉が生じた裏側の運動器系の仕組みをみつけ
過剰に一部の体の筋肉や関節などの部分組織に負担をかけて
それによって問題が生じていることに気づき改善させていく。
弱化した部位を取り囲む関係部位に、
そのような弱化の下地があるよです。
その下地を拭うよう動き出せばいい。
時期に弱化は影をひそめて正常化し、
以前にも増し生命力を強めるはず。



動物である人間が筋肉や骨を活かして生きていくことの重要性と、
それによって大きな健康にも寿命にも運動能力的にも美しさにも
深く関わっているものと思います。
体の使い方の気づきを増やすこと。
それは取りも直さず自らの内側にある自然の法則を見つめること。


この自分の内側に自然の力を見つける観察眼を磨くこと。
個人的に、そこに深く魅力を感じます。


こちらは時間がかかるものの、
自分が自分の体の主になれる。
貴重な体験を通しての成長ですよね。