施術の手順は常にアッセンブルして最良の連携を求めていくもの

施術にて。



施術の手順は常にアッセンブルして、
最適な連携をしていけるように試行錯誤を繰り返しています。
どこを解いて次にどこを解くか。
そのリリースの手順には、
しっかりとした意図や目的があります。
その目的を深く見定められるときには、
方法も変わりましょうし手順を変えることにつながることもある。


ここが施術者の腕の見せ所でしょうね。


最近、大腿直筋あたりをまっさきにリリースしてから、
上半身の前面をリリースしていく。
それから背面の筋肉群等を解いていくようにしている。


これは施術を受けはじめのような、
筋膜の表層からして硬化している人に行えば成果は薄くなる。
かえって痛くて耐えられないだろうと思う。
そのような方の場合には、
仙腸関節周辺を相応にリリースして全身の関節を緩め筋肉が緩められる状態に置いてから、
それから解いていかれたほうが屈筋群のような痛覚神経が多く分布した部位のリリースは
しやすくなるものです。


だがすでに相応の深層筋膜の部位までリリースされていると、
大腿直筋等の体の前面をとても成果がよくなるのではないか。


大腿直筋や外側広筋などから大腿筋膜張筋や腸脛靭帯などの
大腿骨部分にまで癒着をさせてしまっているような部位を緩めるには、
その部位の癒着の進み具合に比例しての痛みの負担がでてきます。



ただ次のような方々の場合、手応えを感じてきます。


今まで通ってこられてすでに深層筋膜のリリースさがれている人には、
そのようにさせていただくお客様が多くなって来ました。
体の全体的な前面をリリースしてから背面に移る流れ。


前面の大腿直筋等をリリースし、
腕と胸の付け根あたりや胸骨の上の強力なしこりなどを解く。
すると体の背面やサイドを解いていこうとするときにスピーディに対処できる。
それにより大腿直筋周辺を深く解いていくことに時間をかけても、
時間的な帳尻が合う。


最期に、
大腿直筋やその周辺の筋肉群を、
痛みを最小限に抑えこんで筋膜をリリースしていく現在の方法は、
以前の自分では想像もつかなかったことです。
それが様々な道具を利用していくことで、
リリースをするための効率がよくなった。
それに痛み具合も相応に軽減することも。


そうなることで成果が積み上げられました。


うれしいことです。