夢想家、批判家、現実家という3本の矢が揃えば盤石でしょう

ウォルト・ディズニーの3つの視点


ウォルト・ディズニーは、
ミッキーマウスを世に送り出した、
ディズニーランドの生みの親です。


先日、お客様からお話をしていただいたのです。
アメリカ人留学生をホームステイで受け入れて、
留学生がぜひにと行きたかったところがディズニーランド。


一見すると、アメリカが本家じゃないのと思う。
でも、アメリカは広いから。
フロリダやサンフランシスコなどに確かディズニーランドがあったと思うのですが、
そこまでいくのが大変で、いったことがなかった。


だから日本に来て、
ミッキーマウスにあえて最高に幸運だ!と大喜びしていただけたそうです。


やはりウキウキしますよね。
常世界から切り離された、
夢の世界。
それも風水的には、
埋立地で地面がしっかりしない波が押し寄せ引いていくという、
山の強固な地番とは違った雰囲気もいい感じにマッチしている。


おそらく当時のアメリカには、
彼以外にも、多くのアニメーション作家がいたはずです。


そのなかでも特にウォルト・ディズニーは、
いくつもの自社の興隆を模索して動き続けたことが有名。





彼のなかには3つの部屋という視点があったそうです。


「ドリーマー(夢想家)の部屋」
「クリティクス(批判家)の部屋」
「リアリスト(現実家)の部屋」


の3つです。


この3つの部屋をひっきりなしに行き来していたそうです。





まずは最高の夢を描いて、
それをダメ出しをして地についた考えをもち、
それじゃどうやればできるのかとバランスを取る。


夢ばかりを追うだけで現実を観なければ、
資金繰りが危うくて失敗するでしょうし。
批判ばかりしてはこじんまりとしすぎて
なにも彼からは生まれて来ません。
なので夢の行き過ぎと批判のブレーキの
ちょうど中和されたバランスの良いとこ。
そこに現実的な落とし所を見つけていく。



どこかの家訓のように、
夢想家、批判家、現実家という3本の矢が揃えば盤石です。
どれか一本だけではうまくいかないから、
相互に頻繁に行き来することで進むべき。


夢想家、批判家、現実家.png






ここでムリヤリ、ボディワーク業への展開。^-^)


施術院を探すとき。
様々な理由がある。


体がつらいところがあるから、改善をしたいと期待する。
体の使い勝手を向上させ、思い通りにしていきたい。
また同業者同士では、お忍びで人気店を偵察に行く、
という変わり種もあるのです。


そんなときにもやはり、
どこかの家訓のように、
夢想家、批判家、現実家という3本の矢が揃えば盤石です。



一般的な傾向として、
施術をあまり受けたことがないときには、
きっと施術を受ければめざましく良くなるだろうと期待します。


その期待がかなえばそこでゴールです。
でも期待がかなわなければ、
他にいいという施術院を探します。
いくつかいってみたが思うように
体の状態が落ち着いてはいかなかったとします。


すると頭のなかの記憶には、
次もダメだろうという強い経験から裏打ちされた批判家の首がもたげてきます。
これは私も私が整体の仕事をする前に父の腰椎ヘルニアの時に多く経験しました。
書店でうちならば大丈夫だと、きっぱりヘルニアなんか治るよというところにいくが、
どこも、、、ダメでしたよね。
働けないときですから、金銭的にもきつく、
なんてたちの悪いことを喧伝するものだと、
泣く泣くいたということもありましたから。


だからよくわかります。


そうして批判家に徹してしまった意識の中には希望がなく、
さらなるつらい状態に追い込まれてしまったことを体験し、
夢想家の矢を先に折ってしまってはいけなかったのだなと
反省したのは後の祭りでした。



施術家サイドが流す情報には、
自社を売り込みたい気持ちがあります。
それをまったく廃せよというのは困難。
お客様にも施術家しか知らないような、
役立つ情報をプレゼントできることもありますので。


それに施術とは、
それにザガット・サーベイやらミシュランガイドのような、
星が5つとかつけられるような性質のものでもありません。


ある施術家は、筋膜のリリースが得意で、それも起立筋が、
とても他の人よりも的確に解く技術があるとか、
ある施術家は、神経系リリースが得意で、誰にも負けない。
標準の施術の型を持つ先生方は分類してわかりやすいが
それも難しくそれぞれ千差万別の特徴を持っているので。


施術家は肉体労働系の仕事をがんばっている方も多く、
自身も体を痛めつつ頑張り続けるというケースも多く。


意外な話に思われるかもしれないですが、
施術家のなかで、
「自分はこれこれの体の不調で困っているのだが、いい先生、知らないですかね」
というようなことを切実な顔で尋ねることもあるんです。
患者様よりかは施術家探しには情報の通りのいいところに立つはずですが、
それでも思うようにならないこともあります。
医師に言えば「それは病気じゃないです」といわれてしまうのですが、
ですが、心底、いつも気になる不調部分があって気が休まらなくなる。
そういったところがつらいんですよ、
という感覚を持つのは施術家も同じ。


目線の差は、さほどないときもある。






施術家が施術院を選ぶときには、
一度、目ぼしき施術院に伺えば、
おいしいケーキかまずいケーキかは、
全部食べなくても一口でわかるというものです、
危険性の有無はチェックしてクリアした後に、
勇気を出し足を運び情報をえるのが現実的です。


とりあえず、本当に自分の身に患部があれば、
同業者はお断りと言う施術院はありますが、
その前にどうみても患者様ですから。
それをパスしてスルーするのは、
大人気がないと思いますので。



ただ、とりもなおさず、
お客様が施術院選びをするときも、
施術家が施術院選びをするときも、
三本の矢をどのようにつぶを揃えるか、
そこに意を尽くさねばならないのだと。


私の所では新規予約受付を休止中のためご不便をかけており、
メールでお客様に他院でいいところはないのかと
質問を受けることがございます。


そのとき、その言葉と同じことを友達の整体師にいわれたが、
残念ながら私はあまり他院を直接尋ねて研究する方ではなく
解らなくてごめんなさいというしかなかったことを思い出す。
私は自分の技を磨くことで目標をクリアさせる主義ですので、
施術院の出版物はほとんど押さえているし、
友人から他院の話は聞き及びますが、
自分で他院の施術を受けたことは皆無です。
なので本当に知らないので、
どこがいいと個人名を上げてはお伝えのしようがないのです。


またこの本の著者ならいいのではないか?と、同業者にお伝えしたところ、
本の内容とはまったく違っているではないかとこっぴどく叱られたことがあった。
「是非に教えて」といわれて、私はいったことはないのだがと前振りしたのだが。
なかなかこういうような紹介のしかたも難しいものだと思いました。



本当は無理クリでもザガット・サーベイのような公平を帰すような工夫をした星付きガイドがあればいいな。


そう思ってしまいます。


そういったものがあれば、
店内という概念がうちにはありませんが、
別の施術の独自性などのところで
私も推奨されるようにとモチベーションもあがりますし。^-^;