第3腰椎の両サイドの筋肉状態をチェックすると、体全体のエネルギーの有無が推測されるということ


解剖学の知識となりますが、
腰椎は5つあるといわれています。


意外や意外に、個性があって背骨の椎骨の数を数えたら、ひとつ多いとか少ないとか、、、
イレギュラーなケースもあるのは事実ですが、
ここは一般的な話としまして。


5つある腰椎の椎骨の中でも第3腰椎。


こちらにからだ全体のエネルギーが集中してくる部分とされていて、
私が今習っているボウエンテクニックでは、まっさきにここにアプローチを加えるのです。


最近は施術をするときに常にこの第3腰椎の両サイド部分の圧をかけることから始めていますので、
施術を受けている方にはおなじみになっていると思います。


この部分の左右で言うと左をアプローチしてから右に移ります。


そうすると左右のどちらかの第3腰椎の高さの腰の筋肉が硬くなっているか。
またはどちらのその位置の高さが高低が生じているものなか。
そのように腰部の硬さと高さの均衡をチェックすることにより、
全身に関わる歪みの様子が、そこにあらわされているものです。


ですので、私が第3腰椎の両サイドの腰の筋肉を圧をかけてアプローチしているときに、
「左側に刺々しいしこりが側方に突き出しているのが感じられる!」
ということを私がチェック。


左側の第3腰椎の横のしこりが大きかったり硬かったり動きが制限が厳しいなら、
体の左側全体にエネルギー不足が懸念されているということ。
つまり筋力もそちらが全体的に弱化しているんだろうなということを推測できるわけです。
あとは特徴的に第3腰椎の反りがきつければ大腰筋というコアの筋として最たるもののパワーが発揮しにくい状態だということ。
大腰筋は腎経の経絡を持つ筋肉でもあり、精力の有無にも関わってくることが知られています。




腰椎の形状的には。
第3腰椎部分の両側の腰の筋肉が硬化しているならば、
大抵は腰椎が全体的に前弯していることがほとんどです。
その腰椎の前弯(前側にそそり出てしまっているという状態)であれば、
その前ぞりした最も前方に突き出された第3腰椎で、
その高さから上と下とがくっきりと乗っかりの悪く分断された状況になって「二分されてしまっている」ということです。



もちろん、体全体は二分するというのは都合が悪い。
全体的に一体化した統合された状態のほうが脳が身体の動きをスマートに計算しやすく、
動く際に筋肉や関節にもストレスなく操れるようになります。
それが、第3腰椎が前反り状態であって、
左右の腰の筋のどちらかかまたは両方にしこりがあれば、
一気に立ち居振る舞いをする際に重力との釣り合いが取れなくなって、
筋緊張を恒常的にし続けなければならないという状況に陥ってしまうのです。



そういったこともありますので、
ご自身で左右の腰裏の第3腰椎の高さの筋肉を触って硬さ等の状態を調べていただくか、
または施術を受けているときに聞き耳を立てるかのごとく自身の腰部分の筋肉を圧せられたときに、
どのような状態であるのかを注意を払ってみてください。
おそらく自分でチェックするよりも、他者にチェックされてみたほうが
その左右差の違いに大きく気づくところがあるかもしれません。


そして同時に、施術を受けていただいているお客様には、
その腰部の自身のしこり部分が前回やまたはそれ以前の状態とどのような変化が起きたものか。
そこにも注視していただいて、自身の状態改善の指標としていただくのも良いでしょう。