「経穴人形の新規購入」と「経穴探索用のスティックを使い朝顔の手の操作で刺激が入ると、劇的!?」

いままで利用していた経絡人形はたいへんに気に入っているが、
ソフビが茶けて古くなりました経穴印刷が見づらくなりました。


それで60cmサイズの経絡人形を新規購入しました。

・サイズが60cmと大きく、経穴印刷がみやすい。経絡線がカラーで識別しやすい
・腕が動く(商品説明には書かれていなかったが、すばらしい!!)
・中国製で、安っぽい白のイメージですが、お買い得品だと思う。 ^-^


経絡人形の顔.png





商品の説明
人体模型 教材用「 男 」手刻 鍼・灸・経穴人形 60cm
鍼灸経穴人形には正経十二経、任脈、督脈を色別で配し、経穴を表記しています。経穴名は中国語表記です。経穴・経絡の学習や研究に・・ディスプレイ用としてもインパクトの強い模型です。
経穴名、取穴部位、効果など詳しく解説(初心者の方でも分かりやすく)した解説書付ですので、ご自身・ご家族の健康管理にぜひご活用ください!  
原材料:PVCプラスチック
サイズ:60cm
原産国:中国 ■商品特徴
・極めて高いコストパフォーマンス
・手作業による丁寧な仕上げ耐久性があり折損の恐れが少ない
・模型表記は中国漢字。説明書表記は日本語・中国語・英語。
※商品のお色は、ディスプレイの性質・照明により、実際の色と異なって見える場合がございますのご了承ください。





経絡人形の経穴位置を再学習するために、
経穴確認用として利用している下図のスティックをもちいて
私の体に経穴該当部に当てて確認作業をしていきます。

経穴刺激用グッズ.png

そのとき気づいたことがあります。

以前も自分の体をつかい経穴確認用のグッズをもちいて経穴を押圧したことがあります。
そのときも、やけに当てるだけで「チク~ッ」と芯にまでしみて突き刺す痛みを感じたのですが、
今回は、そのときのレベルとは格段に異なる痛みを感じました。

ちなみに押圧といっても、強く押し当てているわけではありません。
最初のスティックを接触させるときは、触れるだけで場所を探索します。
体の芯(腱や靭帯や筋膜を伝うような)へ「びびっ」とくる反応が感じられます。
そのときは極々、軽くソフトにあてがうだけのほうが通りがよく、
強めに刺すかのように押すと反応は削られて不正確となります。
反応がでたら、当てている経穴探索用の棒をどの角度で当てるか。
その角度により通り方が生き死にしますので、注意深く角度を変えて探り出します。
そしてもっとも反応がでた状態(「ちくっーーー」としている)で保持しておいて、
次第に反応が終息するので、そのときを待ちます。


以前も、このような手順の繰り返しをおこなって、経穴の位置を体験的に記憶していたのですが、
今回も同様にやっていこうと決めて作業していました。


ですが2年前に徹底して経穴位置を覚えるためにそれをしたときとは違った反応が起こりましたので、
報告させてください。

鉛筆餅と朝顔持ち.jpg

【2年前の持ち方】
2年前は経穴探索用のグッズを、それを軽く指先の親指・人差し指・中指でつまむようにして経穴部への接触をしていました。
鉛筆を握るような感覚だったと記憶しております。


【今回の持ち方】
今回は経穴探索用のグッズをもつとき、朝顔の手の操作を意識してみました。
経穴探索用のグッズに、次の順番で

(1) 薬指を接触させて体幹方向へ引き、
(2) 人差し指と親指を親指の付け根となる厚みある筋肉部分を使い遠位前方へと押し出し、
(3) 手の甲を上方へと持ち上げる

このような操作をしました。

丁寧に手にこの操作をなじませるよう練習してきたおかげで、
このスティックの持ち方をするほうが自然に感じられております。


ツボといわれる経穴部は電気の電導による刺激により状態が改善変化をしていきます。
今回はメインで真鍮製のスティックを活かしました。
アルミニウム製やベン石やひすいよりも気が通りやすい性質が真鍮にはあります。
金属特性の電位差により電子が、エネルギー不足で不安定となった経穴に通電され、
その電気的な刺激により「気が通った感じ」を体験することができるのです。

※ 銀・銅の経穴探索用のものも持ってはいるものの、通電が真鍮の数倍もの強さがでて治療効果のようなものは期待できますが、
  痛みが強力に刺さり(激痛)経穴探索をするときにおっかなびっくりになります。
  それでこの度のような経穴学習では教材として真鍮素材を選びます。

※ シンプルに経穴の場を少し強めの圧で押し続けたりするマッサージしたいときは、
  ベン石スティックやひすいスティック、アルミスティックのほうは通電痛がないので快適です。使い勝手がいいです。



2年前も、
「ここ、痛いな~、、、」と、痛みを体感していたのですが、
今回は、
「ここ、痛いぞ~~~!」と、激痛を体感しだしたところが。

2年前は、母の介護疲れで脈が乱れて不整脈が強く出たときでしたから、気の不足が著しく、痛いのはよくわかります。

ですが今回のほうが、痛みが出たところは、さらに鋭く感じられました。
ただ通る痛みには透き通った感じがあり、外した後がとてもさわやかです。
その経穴が属する経絡ライン上の経絡関連筋が、一気にほどよく緩んでいました。

それは首後ろの経穴をいくつか刺激しただけで、首筋が全体的に緩みだしていて驚きました。

「ほんとうに楽だ~っ」て感じました。
こんなにカンタンに体験できたのは想定をはるかに上回っていたのです。



上図の「鉛筆持ちと朝顔持ち」の写真を並べてあらためて観察しました。

「鉛筆持ち」のほうが、通常は中指や薬指、小指を患者の体に接触して固定させることに使うことができます。
そのようにすれば、軽妙かつ適切なスティックの先端の当たり位置や角度を再現できます。
押し手して経穴が明瞭にあらわれるようにすることもできる。
呼吸をして身をよじったりくしゃみをするなどと患者さまは動きがあるので、
その追随が可能だという安心感や安定性があります。

ですから一般的には鉛筆持ちのほうが治療としては正解でやりやすいと思います。
私も普段使いでお客様にアプローチをするなら、こちらで対処します。

※「鉛筆持ち」という呼び名は、一般的ではなく、皆様にわかりやすいかなということで、
  今回はそのように呼ばせていただいております。ご了承いただければ幸いです。


朝顔持ち」では空中の限定的な一点にホバーリングさせて固定できなければ、うまくいきません。
今回、私が「朝顔持ち」で対応できているのは、
他者への経穴刺激ではなく、患者さまの動きの追随などは考慮する必要がない条件下であるおかげ。
他者にこれを適切に行える自信は、現状の私のレベルでは修行が足らないようだと推測しています。
合気柔術の合気をかけるときの手の内で力を発力させたものを、
経穴探索用のスティックの先端の一点に集めた刺激の付し方です。


いまの私がモノを握ろうとすると、この朝顔の手の操作の練習のおかげで動きがついてきてくれて、
違和感なくというか、鉛筆の持ち方をした方が違和感がでてきまして。
愚直に自身の朝顔の手の操作の不具合を是正していこうと思います。


私に経穴探索用のスティックが接せられたときに、
何が起きてるのか仕組みがわからない。
ラクルな体感です。

だけど、この手の内の操作って、いろんな可能性が広がっていく感じがして、
これって、おもしろいですね~。



※ 経絡人形を観て経穴部分を触っても、反応がないときの対処法

・ その部位の状態がよく『ツボ:経穴』と呼ばれる、異常状態になっていない場合 ⇒ スルーでOKです!


・ ツボ:経穴が発生しているが、その状態悪化が著しいならば、反応が起きづらい ⇒ 問診や聞診、その他の調べから総合して考え、
                                         状態悪化が著しいようなときは、鍼灸院へ!



・ 経絡人形のツボの位置は<原穴>という通常ならここに経穴ができるという場所を提示したもの。
  ただし原穴の場に寸分たがわずあるならば、その場の状態はよいほうだということです。
  筋肉を取り巻く「筋膜」組織があり、その筋膜上を経絡は通るのですが、
  患部を構成する筋肉の状態がゆがみが著しいならば、
  数ミリから数センチ以上も原穴から経穴の位置がずれてしまいます。
  ずれた先のツボを探し当てて刺激をいれれば、通電した神経に通る刺激が内部に走るので、
  原穴を中心点と考えて、探索エリアを広げて見つけ出すようにしましょう。