直接的に筋肉へ圧をかけて緩めたり、トリガーポイントのブロックを解除するわけやないですが、
生薬には筋肉をゆるめてくれる作用をもった凝りがある方にはすばらしいものがあります!
効果があらわれる人には画期的な成果が現れるので、
一度は試してみよう。
試して体質にあっていると感じたら、使わない手はない。
体の内側から全体の気血を整えてくれてというのは、
患部に湿布を貼るより根本的なことも。
たとえばそのような筋肉をゆるめてくれる漢方には、
昨日に紹介した芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)があります。
(他にもありますが、私が手に入れた生薬をつかってみたところで観ていきましょう!)
生薬の【甘草(リコリス)】と【芍薬】を煎じた漢方薬。
漢方薬というと、伝統的ではあるが科学的ではないと思われる方々もいます。
ですがそこは勘違いです。
生薬内の成分を抽出分析して化学式がわかります。
甘草(リコリス)の成分の一種
成分分析をして含まれる化学物質を調べ、
その元素の構造から基準になる「人体に対してどのような効果があるかの働き」が読み取る事ができます。
生薬に含まれる多数の有効成分がわかれば、その生薬の人体への働きの全体像が見えてきます。
ふしぎと化学式が図式化されたものを見慣れていくと、
この図式ならこのような働きや効果が期待できそうだ、、、と察しが付いてきます。
今回、うれしい芍薬の入手記念の実験として。
甘草(リコリス)と、
白芍(芍薬)はすり鉢ですりつぶして、
ふたつの生薬の粒を揃えて成分が出やすくしてみて煎じてみました。
漢方の解説書通りの効果が実感できるでしょうか?
芍薬に甘草が合わさったものです。
甘草は、<あまい草>と書かれている通り、甘さを感じる生薬です。
多くの漢方薬に入っており、カラダを緩めて薬を受け付けやすくし、
同時に飲みやすさを増してくれるというものです。
こちらが半分入ってるので飲みやすいんですよね。
私は芍薬甘草湯は、今日はじめて試したのですが、
おいしくいただけました。
私のカラダの張り具合の変化ですが。
いわゆる肩こりというより、
背部の肩甲骨周りの張りがあったのです。
肩甲骨部分を巧みに使うトレーニングを、
意図して一日にゆるーく3時間していますから張ってきます。
これはべん石温熱器の巧みに使うための基礎練習ですが、
手がしびれて冷たくなってしまう原因になって辛いところです。。
セルフマッサージ等を試みて緩めるよう改善をはかったが、
細かい改善はあったが根本の緊張が抜ける事はありませんでした。
緩めてもまたトレーニングで固めてしまってを繰り返していたので、
すっきり感が味わえないわけで、、、。
そちらがすっきりと緩んでくれたようです。
芍薬甘草湯は、秘伝の漢方じゃなく定番の漢方ですが、
煎じたての力強さは口当たりの瞬間にも伝わってきます。
オモシロイ!
【 生薬の入手法 】
■甘草(リコリス)は、Amazonで簡単にネット通販で手に入ります。大津やなどから。
■芍薬の生薬はAmazonでは手に入りません。いきつけの漢方を調合してくれる漢方薬局があればそちらから入手しましょう。
または薬膳食材として中華街等の食材店にて手に入る場合があります。
・香港などの漢方薬局では、漢方薬を簡単に作ることができる生薬をひとつの袋にパッケージしたセットが売られてます。