ハンモック・セッションを2時間フルでさせていただいた私の感想

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【業務連絡】
◎ 2024年2月9日(金)20時~ に2月のご予約受付いたしました ◎

規定変更の詳細は下記をごらんください
http://bodywise-note.seesaa.net/article/502314431.html

予約表公開後に施術予約の空き状況をご覧ください。
どうぞご検討のほどを、よろしくお願いいたします。

【ボディワイズ 予約表】
・ ショートカットURL https://bit.ly/3O7jW1d

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ここからが本題。

先日、ハンモックライフを自宅で楽しまれている方のお宅にお邪魔させていただき、
ハンモックを使ったオリジナルの施術をさせていただきました。

いつも私がおこなうピンポイント圧を積み重ねて仕上げていく施術ではありません。

お客様の自重を利用してブランコのように、
ダイナミックにハンモックを揺らします。

まるで遊んでいる感じ。
トリガーポイントを取り除く施術イメージとは遠い感じで快適。

部分的な筋骨格系の過緊張というよりも、
動き方のクセを修正するような動きをなさるよう他動的に操作をあたえて、
ずれたまま固定して関節の機能が低下したところを取り除くことを主眼としました。


お客様から(腰がねじれて気になる)と
言われていた腰背部の片側の過緊張がありました。
連日連夜の睡眠時間を削りつつのハードワークが身に応えておられる様子です。
すでにストレッチ等で緊張がリリースできる範囲を超えておられました


ハンモック・セッションの実際は、
四肢の単純な揺らしや手足のクロスパターンを意図した揺らし、
重心点を定めてそこを中心にした動きを与えたり、
その重心点を動きを与える基点として揺らしてみたり。
セッションを進めると、次第に呼吸が深まり、
全身の揺れが振動として力学的な作用が硬かったコリの部位の固定作用を緩めていきます。

そうした状態はハンモックの布の下からチェックすると、
身体の緊張と弛緩が部位ごとに手に取るようにつかめるのです。
頭側が緊張、足側が緊張、腰が突っ張る、等々が布に乗る体重の浮き沈みでわかります。
小さく左右での浮きの違いがでていたりなど微細な点もキャッチできます。



ハンモックを使ったセッションを思いついたとき。
ベースは、いままで私が研究してきた身体操作の動き方のノウハウ通りの動き方を、
私が黒子になってしていかれるようサポートするというものです。

プールの水に浮かぶクライアントを、
セラピストが動きをあたえて身体の緊張を奥までゆるめるようなセッションを加味しては?
といったイメージを持つように動きを工夫してみたり。




お客様の身体には、
2時間弱のセッションで相当な振動エネルギーが体内に送り込まれました。

ゆりかごで揺れてねむくなる感じですが、
ときおり激しく動きを加えられて起こされる。
ですがそれも自身の身体がしなやかさを取り戻し、
緊張が解かれていくにつれ、そんな動きも不快じゃなくなる。
そしてセッション中盤以降では、
主要な股関節や肩関節、膝や肘、足首に手首、そして脊椎が整うと、
大きな操作による動きを加えることもなく、
身体の片側の感覚が麻痺した部位をとりはずすよう、
極力、微細でここちよい動きをもって整えていきます。

そのままハンモックの布にくるまり毛布をかけて、
10分ほど休息を取っていただきます。



これでセッションが終わりました。




後日、そのセッションを受けていただいた方から報告があり、
日をまたいでも、ずっといい感じに指先までジンジンと血がいきわたるところがわかるといわれます。
とても元気な感じが伝わってきます。

凝りがあるとき。
無意識に身体を緊張させる理由の一つに、
こころや意識により自動的に緊張をさせる反射が体内であるから。
そのような場合があるのですが。
ハンモックで身体が宙にいて自由度が増したうえ、
脊椎の椎骨がひとつずつしなやかに動き出せるような柔軟性を体感すると、
こころの根っこの自動思考に寄り起こされる筋肉の緊張反射が低減しているかのようです。
もう少し試験を進めていく必要がありますが、
そういったところまで入り込める変化変容を受け取れそうな性状をもつセッションのような感触を持ちました。


通常の施術では、血液循環の道である血管のなかでも毛細血管にまでうまく代謝させることより、
サイズが大中小の血管の圧迫を緩めて落ち着かせることに注力します。
そうした大中小の血管を流れる血流が阻害されたところが改善すれば、
一旦は停滞した血流がどっといきわたることで改善を感じても、
それはもともとノーマルなんです。
数分しないうちに、むかしから血流があった感じに馴染んでくれるからです。
そのため日をまたいでの血行が促進され続けるようなことはあまり聞くことはありません。
ハンモックの布の上で全身を弛緩させたときのくつろぎの深さ。
いいですね~


ただ申し訳ないことに、当家の住宅事情もあり、
いまも、私の自宅にはハンモックはありません。
このアプローチも独自に研究している段階です。
セッションのニーズがあるかどうかをお客様に問うのは、少し先かもしれません。

研究イメージの落とし所の構想として、
【たのしいペアワークとして健康維持と促進の目的でハンモック・セッションを取り入れたい】
といったところです。
もともと、くつろげるハンモックに乗る姿勢とセッションは相性が良く、
手応えを感じ始めております。


ただしハンモックメーカーがいくつかありますが、
安価なメーカーなものを購入してはなりませんね。
それは【ヴィブレ】という信頼のハンモックメーカーのハンモックでセッションをしましたが、
安価なヴィブレ似のメーカーのものを使ってみたら、ヴィブレほどの緩まり方はない模様です。
揺れたときのギシギシ感やギーコギーコ音が安価なメーカーはでやすかったからだと感じます。
ハンモックは身を乗せて落ちないような機能も重要ですが、
快適性能が高いものかどうかで差がつきます。
【スサビ】という別の信頼のハンモックメーカーのハンモックもよさそうですが、
それにはいままで触れるチャンスがありませんでしたが、
いずれどこかで触ってみて。
どちらのメーカーのものがよいかわかった時点で、
私も自宅の負担となりますが思い切ってハンモックを購入しようと考えてます。