ハンモックに乗ったときの自重免荷をつかった快適なセッション、短時間試みました。

ここ一週間ほど奈良へ勉強しにでかけ、昨日帰ってきました。
様々な調べ物、そして役所の方とお会いするなど、
忙しく過ごしてきたためあっという間に時が過ぎました。
帰り日に、紅葉の時期を待たず山間部が積雪し幻想的な長めでした。
自然の厳しさ、そして美しさを背中にしょって締めくくりでした。


ここからが本題です。
このたびお世話いただいて宿にさせていただいた家の10畳の和室に、
巨大なダブルサイズのハンモック。



自由に使わせていただくことができ、
自重免荷と個体受容器を刺激するようなスリングセラピーのマネごとを同行者へ試みました。
スリングセラピーとは、レッドコードといわれ身体の一部を吊り下げて動きの自由度を上げ、
緊張した筋肉を緩め関節可動域を広げるようなことができ、
リハビリの現場やスポーツ選手たちにも愛用している者がおります。



ハンモックは、ニ点で布を吊り下げられている仕組みで、
スリングセラピーのような複数のレッドコードにより適宜身体の一部や全体を吊り下げて、
個々の関節や筋肉等に焦点を合わっせて効率的に状態の改善を図ることはできないまでも、
以前にハンモックがあればやってみたいと狙っていた手技があったのです。
(※ 安易に一般の方が真似られれば事故につながるおそれもあるため、
   詳しいやり方や内容はお伝えできないことをおゆるしください)
ハンモックの中空に浮いた状態で左右や前後に揺れを作り出しやすい。
ベッドでは、頭の裏や肩の裏、臀部やかかとなどの重さがベッドに強く接して圧が高くなりますが、
ハンモック上の身体が布に接している点は平たいベッド等と比べ部分圧がかかりづらくできている。
大きめなハンモックの布に包まれればまゆだまに身体がすっぽりはいったような安心感を得られる。

まさに心地よさ前面押しでコンフォートゾーンに突入できるのがすごい!

ちなみに、同行者さんは首や肩の部分に根深いコリがあるものですが、
胸椎の硬化度が高かったため、この部位を緩めることに難儀しておりました。
胸椎の胸側にある前縦靭帯にて狭くなる傾向が認められていた。
この心臓や肺、そして胸骨の奥の奥にある前縦靭帯は、
直接圧は物理的にかけることができません。
それゆえの大きな課題として解決が待たれていた点でした。
それが、、、心地よくハンモックの上に仰向け寝でおられ、
同行者の手を刺激入力のツールとして前縦靭帯の硬さある胸椎の動きが悪く狭窄している部位に向け、
波状した圧をかけていくようにしてみました。

すると、、、まずは胸骨上の骨ほどに固まってた胸肋靭帯が(ほろり)と緩みだし、
次第に胸郭の全体に見えるフレームを正常な上下左右の整えられた状態に移行させることへと近づけられる。
胸椎の深部の心臓裏手のところほど、
リリース難易度が高い場所はないのですが
自重免荷が得られたハンモック上の身体に圧を波と化して目的の部分に贈ることがしやすいんですね。
フラットなベッドの上に仰向けに寝た状態では、圧の波動は途中で止まるものが、
吊り下げられた自重免荷を得た瞬間、かんたんに揺らせ、
その揺れは末端や目的の箇所まで行き届くように制御できるんですね。
施術をする私が、自身の肉体をゆるゆるに緩まった状態にしていけばできるようになります。
施術者が力みが微塵でも入れば、ハンモックを使っても患者側の筋の状態は緩みは減るかこわばる。
積極的に術者がゆるゆるになって、患者様の身体と一体化を図ってから手技を行うことが大事です。

受け手は、胸郭部分といった圧すれば激痛の部位に変化が加えられたとしても、
痛み等の不快感はないかほとんどないまま、
(あれ、、、なんかいきなり呼吸が楽になった)とおっしゃられてよろこばれていました。


ただハンモックを使っての施術のこころみは、
退去1時間前に試し始めたため途中でタイムアウトでした。

もう少し時間が許せば、、、。
股関節の位置を入れられるようにしたかったし、
胸郭の正常化のブラッシュアップをしたかった。。。

そういった思いを残しての旅の終わりとなりました。^^;


内心、私の狭い家にもでーんと大きなハンモックをいれたいが、
私の部屋がもうちょい広くないと施術するスペースがなくて。
旅先で巨大なハンモックを目の当たりにして、
うちじゃ置き場所がないと痛感させられました。
でも、ほんと、おもしろい施術体験でした。

今後、このアイデアをなんらかのものに活かせればと狙っております!



余談ですが、
温暖化で枯れることを忘れた屋上のハーブたち。
ホーリーバジル、ミントや和種ハッカ、バコパモニエラ、つぼくさなど。
長期に家を開けるため水がなくなって枯れるのだろうか。
特に5年育てた貴重な(つぼくさ=ゴツコラ)が根まで枯れたらと思うとひやひやです。
育成場所を多数にして水やりと土のPHなどの条件設定を変えて栽培して、
必死にデータをとってきたわけで。。。
枯れないと良いのだがと、かなり心配しておりました。
でも東京は雨が降ってたようで、みんなげんきでした。
生命力たくましいハーブたちで、雨水に水没してたんですが、
それでも平気な植物の種類のようでして一安心。