内臓は筋肉でできている!★-3

ときとして内臓周囲の筋肉が解放されて呼吸が深くなり横隔膜の動きがスムースになれば、内臓は常にマッサージを受け続けることができるようになり自動的に改善される事もあるようです。ただし大腸や小腸が動きづらい方の場合には、そのセルフマッサージなどを積極的に行うようにお伝えしています。

とある本を読むと体調が悪い方の場合内臓部位に血液の5〜6割集まってしまうところだといわれます。ちょうど冷え性の方だとそのイメージはつかみやすいかもしれませんね。でも理想は4割くらいの血液量。内臓諸器官の動きが悪いために血液が内臓部位に溜まるのかどうかについては僕の読んだ本には書かれていなかったのですが、その血液の5〜6割集まった状態は、決して奇麗な血液が集まっていてというようなイメージは持てません。内臓諸氏の動きがあってこそ排泄物をちゃんと瀘してくれてさらさらの弱アルカリ性の血液を流してくれるのです。森の中では水が小川となり絶えず流れています。森でいえばその水が血液と同じです。その水がよどんでいる状態で内臓部位に溜まってしまっていてはあまりよいことが起こるとは思えないのです。
ちなみに内臓各部位にも筋肉と同様、筋膜のような膜で覆われ神経や血管などが通っています。女性では子宮内膜症などのような子宮と隣り合う臓器と膜同士でひっついてしまうケースがあります。その様なときにはかなりそのエリアの内臓としての可動性が薄くなってしまっていることが多いのです。特に右側の腰部が前方に突き出されるようになってしまっていて内膜症になられている方が多く見受けられます。チェックしてみてくださいね。あと内膜症になりやすいタイプの方=内臓の可動性が悪い方という仮説を立てるとある程度内臓の動きを創り出させるようなケアを西洋医の内膜症の治療と同時に行っていくことは大変よいことだとおもいます。一度内膜症になられると、また再度なってしまう方が多く、その様な危険性や精神的な苦痛を軽減することができるでしょう。