「今日は、引っ越しの手伝いをして疲れちゃったなぁ・・・。さあ、休もうか」と言ってベッドに入る。
でもなかなか寝つけない。そしてやっと寝入ることができたと思ったら、いつのまにかもう朝になっているっていうことありませんか。
そして翌日もその疲れを引きずってしまい、体のコンディションが悪くなっちゃうという感じ。
しんどいですよね。これは。
引っ越しで・・・ということでは、それは年に数度あるかどうかのイベントの様なもの。でももし会社から帰えってから、なかなか休めない感じがあるときには要注意!
そんなときに体が疲れた・・・という感じを持つということを、イコール体の筋肉が硬化したところが出た、と翻訳してみます。たとえばあなたがデスクワークを主体にしているお仕事でしたら、デスクに向かって同じ姿勢での長時間労働。その同じ姿勢で体が一定に保たれるということは、その同じ姿勢をとりやすくするための筋肉を筋肉トレーニングし続けているということです。ということは、あなたの体全身の筋肉の割合としてたとえば40%を酷使し続けていて、後の残りの60%を動かしていません。一般的に筋肉の使用は40%、内臓の使用は40%、脳の使用は10%程度だそうですから、後の筋肉の60%が排用性萎縮状態。この60%の使われていない筋肉を適度に使うことで、過度に使われすぎた40%の筋肉群がゆるみだし、深いリラックス効果をえることができるといわれています。
ですので、デスクワークや一定の立ち仕事などの方や、慢性的な痛みなどがある方は、適度な運動をちょっと体が疲れていてもやってみることでよい結果が出ることがあります。
ちなみに私ですと日頃やっているのが、気功法のスワイショウやダンスなどでおなじみのロールダウン、ロールアップ。あとはカウンターストレインテクニックを使ったセルフプログラム。そして気が向いたときには野口体操の提唱している運動法やフェルデンクライス・メソドをちらほらやっております。どれもとても静かでささやかな重心移動と揺らぎと筋肉の弛緩によって構成されたものです。
翌日に今日の疲れを持ち越さない様にするということは、明日の自分へのささやかなプレゼント。
疲れすぎてしまっては、動く気にもなれないけど、少しずつ適切な体への刺激を楽しむ習慣を持ちたいですね。