フェルデンクライスビデオをききながら

以前フェルデンクライスメソドのビデオを購入した。
それは日本にフェルデンクライスメソドを伝えに来たパイオニアともいえるドロン・ナボンという方のビデオ。

体操でもなく筋力トレーニングでもなく、小さな体の動きを効果的に気づきへのステップへつなげていき、最後にその動きを統合させていくものです。
統合された後、スムースに体が動き、体が軽く感じます。
すぅすぅひえひえと楽に血液が全身に回っていくことが体感されます。
体の動きには多くの制約や癖が存在しています。
それはたとえば筋肉疲労によって腰痛になってしまわれる方の体の動かしかたには観察していると、腰部に負担がかかるような使い方をしています。
だから腰痛になるという仕組み。
しかし自分がそのような腰への負担がかかっているとは気づいていないことが多い。
それでは何で自分は腰痛になるのかという理由がわかりません。
結果として対応が適切なものに行き当たるまでかなりの遠回りをします。
そのような遠回りをしなくてよくなる体の使い方をおしえる、正確に言うと体の使い方に注意を向けるようにアドバイスしてくれる貴重なメソドがフェルデンクライス・メソッドです。

先日そのビデオをビデオキャプチャーでキャプチャリングしました。
そして普段からパソコンでの作業中にそのビデオを流すようにしています。
作業の関係上映像は全く見ることできないのですが、音声は聞こえてきます。
その音声のなかに体の使い方で深い示唆に富んだ言葉が散りばめられています。
その音声をききながら仕事をしていると、自然に骨盤と椅子との接点を注意したり、呼吸の安定化、首・目・背中の連携などができてしまいすごく楽に効率的な作業ができます。幾度か実際にフェルデンクライスメソドを試してみた記憶が、体の深部に残っており、よみがえってきます。その効果も多いでしょう。

ながら作業を受け入れることができる人は、このような重要なビデオを繰り返し繰り返し脳の記憶する神経にしみ入るまで試聴できるようにしてみるとよいでしょう。
体の使い方の重要なベースが身につきます。
または自分の気に入った本などの重要な箇所などはマイクでパソコンに録音してリピートしながら聞いてみるようにしましょう。

繰り返し、そして深くポイントが気づかれていくこと、まずは急がないでゆっくりと進んでいくことが大切です。