オリンピック選手というと、
健康の代名詞。
彼らの強靭な体は喘息と程遠いようだ。
だけど過去に喘息の既往症がある、
または現在も喘息に悩まされながら競技を継続している選手も少なくない。
成蹊大学で冬季長野オリンピックに出場したアメリカ代表選手196名を調査。
過去喘息があったか?→該当43名(21.9%)
現在喘息であるか?→該当34名[このうちの3名(8.8%)が大会期間中メダル獲得]
{ちなみに喘息ではない選手の方が、確立的にいえば17.8%}
このデータで見てわかるように、
オリンピック選手に喘息を持つものの比率は決して低くない。
喘息であれば呼吸器に対しての負担が大きい。
喘息でないものにはその苦しみはわからないといいます。
ですが十分に体調を管理して喘息であることに負けずに、
華々しいステージに出場しています。
管理には細心の注意を払ったという報告があります。
薬を服用し適切な処置を行いながら選手生活を送っているのです。
そして特にクロスカントリーなどとても激しい競技に、
喘息になられている割合が大きいことは驚きです。
そう思いをはせながらオリンピックを見てみると、
違った尊さを感じます。