人口の移り変わりを見るセンス

経済学者のドラッカーの本を読んでみて。

「人口の移り変わりをみて計画を立てるべきだ」という主張を目にした。
公共事業では、新生児出生率が上がれば、
必要な公共サービスを先手を打つことができると。
子供たちが学校に行く6〜7年後には、
新たな校舎が必要になる。
それを見越して予算を組み、
備えなければならない。
原則的に「人は毎年年齢が加算されるもの」ですから。

人口の移り変わりを見れば、
次に必要になる時代の要請が見えてきます。
たとえば民間の介護サービス会社は、
高齢化社会を支えるためのノウハウを積み、
よりニーズの高まる状況で一気に飛躍するチャンスを秘めています。
反面少子化により学校や塾の経営は破綻する恐れもあります。

「人口数」や「年齢層の割合」を見て、
産業の流れを読み取るセンスはこの先も重要になると思います。

でもなにか画期的な少子高齢化を心配しなくてもよくなる、
目の覚めるような手立てはないでしょうか。
そういうアイデアをもった企業が今後伸びていくことは、
間違いないと思います。