歩き方の研究:自虐的なもの--(1)

歩き方の研究として、
理想的な歩き方を求めるというのもひとつのジャンル。

だが同時に意図的に悪い歩き方をして、
その経過を見ていくという体験学習もある。

その体験学習を2ヶ月通してやってみました。
よい歩き方のイメージを部分的に説明すると、
歩くときに腸骨を進行方向と体の中心の軸との関係で、
遠心力を用いて前にです。
そのときに振り出される脚の脱力をして、
前方へとぐぅ〜っって伸びていくのがよい。

ですが脚の前方への伸びを故意に逃がさないように。
体の中心軸方向に腸骨を当てる感じにします。
自然な脚の伸びのない歩き方をします。
(これはとあるシーンでは「有効な技」として利用できるものです。
しかし歩き方で常用することはよくないものと思われます)

骨盤が過剰に閉まる歩き方。
骨盤を閉めると体のラインが細くなっていく。
これを続けていくとどれくらいで、
体重が落ちるものなのだろうか?
どのような不都合が出てくるだろうか?
それを体で理解するための実験です。

結果、
「顕著に自覚できた不都合な点」
・呼吸が苦しくなる
・声が出なくなる
・細くなりすぎる(ダイエット効果は高いですがお勧めできません)
・消化器、特に胃の暴慢感。ときにもどす寸前になる。げっぷ。
・大腸や小腸の動きも悪くなったような感じ
・みぞおち部のつっぱり感
・どうしても右脚のほうが力が強く発揮されることにより、
・急激な眠気に襲われる
・思考力低下
「備考」
・姿勢はぴんと伸び、身長はより高くなった感覚が強い
・大腿直筋の柔軟性はキープ可能
・腹直筋の張りが強くなり、腹式呼吸が困難に

これはとりもなおさず右脚部の大腿直筋のはりが強くなったときの
感じえる状態と酷似。
でも右脚の大腿直筋が、過剰に縮んだ形跡はありませんでした。
おそらく骨盤内側の腸骨筋周辺の縮みが発生したのでは?
ですが詳細は未明。
結果があるので原因はあるはず。
もうすこし考える時間が必要です。