深く体を改善させなければ見えてこないもの

本日のワークでの驚き。

腰部・ソケイ部・脚部・首部などが、
私が納得できるくらいまで柔軟に変わっていた。
お客様の話を聞くといくつかの幸運が重なり、
大変喜ばしい状態へ。

だがお客様本人は、
体の変化を感じ取る体感が少ないという。

それはなぜだろうか?
その疑問をもち探っていく。
だがこれが難しい問題であった。

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その糸口が見え隠れしたのが、
内臓部のリリースをするときであった。

今まで腹側表面も張りが強い。
小腸や大腸の内部環境が手で探れなかった。
それが本日は背面観察にてくびれが見え出して、
腹部がよく観ることができるようになっていた。
ボディワイズにこられていたお客様の中で、
3本の指に入るほどの硬い内臓部分のしこりがそこかしこに見つかる。

お客様にも自分でその内臓部の硬化した部分を触っていただく。
本人もあまりにすごい硬さなので驚いていた。
そのお気持ちが痛いほどわかる。
過去、子供の頃から消化器の状態が良くなかった。
そのことは初回にアンケートで既往症を教えていただいていたので知っていた。
だからある程度の内臓部のしこりは予測はしていた。
だが、ここまでとは。

みぞおち部から下腹部まで腹部を押せばしこりの存在を感じ、
動脈の脈動を感じる。
みぞおち部分にしこりができて、
このしこりが腹部大動脈を圧迫している。
それによりしこり越しに脈動を感じることはあるが、
それがみぞおちから下腹部まで強い脈動をしこり越しに感じられるというのは。。。

体が彼女の現状まで改善されなければ、
本当の内部のしこりは見て取れない。
このことに対しての驚きがあった。

『初回ボディチェックで見て取れているところは、
まだまだ表面上で、その内奥では別の様相が隠れています。
リリースしていくことで体が変わり、
より奥が見えてきますよ。』
そういうものではある。

深く改善していくことで見えてくるものがある。
そこまでしなければ核心部がわからないことがある。
そのことを思い知らされました。

※内臓部の硬化した部分の硬さが、
骨と似たような硬さを感じる。
この状況が長期間続けられれば、
骨格筋が癒着を起こして牽引痛がそこかしこにあるだけよりも、
危険な状態だといえるでしょう。
内臓部のこのしこりは腰痛にも関係あるし、
腹式呼吸も制限させる。
生殖器への影響も大きい。