体の活性化エリアを具体的イメージで把握せよ!

ノーベル医学賞以外のほぼ医学賞は獲得している
科学者Dr小川誠二氏と対談された方が本日お越しになられました。
その方からお話をお伺いしました。


Dr小川誠二氏は、
脳内を1mm単位で撮影することを可能にしたfMRIを発明した科学者です。


『小川さんに指摘されたのは、脳の説明をする時には、部位を
正確に言うことでした。例えば、イメージングしている際に
右大脳半球の働きが活発になると説明するのではなく、
前頭葉、右視覚野が活性化しているというようにした方が
良いと言われました。』


そして


『小川先生を悪利用しようとたくらむ連中がよく話を持ってきて、
そういう人に限って、
大ざっぱな脳の把握しかしていないと嘆いていました。』

興味深いお話です。


脳には大脳もあれば小脳もあり延髄もあり・・・。
もっと詳細にエリア分けすれば緻密です。
一般の方に脳について説明するとき、
できるだけ解りやすく表現します。
すると話を丸めて『脳のだいたいここいら辺なんですが』
というような説明をしてしまう。


ですがそれは、
よくないのですね。


説明されるとき脳の絵を見せてその場所の名称を告げる。
そうすることで説明を受けた人は正確に理解できる。
その理解は自分の脳への直接的な語りかけにもなる。
そこに心身のブラックボックスにメスが入れられた。
正しい脳の機能が発動できるきっかけになるだろう。


あやふやな名称で説明をされれば
脳の特定エリアにスポットがあたらない。
イメージは揺れて創造力が発揮されない。
脳の権威者から説明を受けたとしても、
脳機能の理想的な動きを自分のなかで活かせない。


脳の説明をよからぬ人々から伝えられても、
ある程度威光効果を生むはずです。
でもよからぬ人々は普段からアバウトな説明しない。
一時的に『なんとなくわかった』状態になるだけだ。


そういうことでしょう。

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Dr小川誠二氏のアドバイスは的を得ています。


このアドバイスを私の仕事に活かすためには?
体の説明に時間を割くべきです。
ワークの時間を削ったとしても。


こりやゆがみの状態を具体的に理解できることが大切。
そして体のブラックボックスが解消され、
新たな変化を受け入れる期待がもてます。


ということとなるでしょう。


心にとどめておくべきアドバイスだと思いました。