無形財産は莫大な価値を秘めています


佐藤慶太郎という方をご存じでしょうか。


子供のころ赤貧の生活を続けていました。
そして25歳。
九州の石炭商:山本商店に無報酬で8年間働きました。


そして独立のとき。
店の山本周太郎より出資を申し出されました。
ですが次のような言葉で断ったそうです。


商いの仕方を教えてもらった。
信用ある山本商店で働いたため信用もつけてもらった。


その経験と信用が大きな財産。


出店後、六畳一間のぼろ家からの出発。
ですがその8年間の経験と信用がものをいって、
三井や三菱との取引もできました。


『仕事を覚えさせてもらった』と感謝する気持ちを忘れなかったそうです。


そのような方だからなのでしょう。
上野に東京都美術館を建てる際に多額の寄付をしました。
他にも何億、何十億もの寄付を続けてきた人です。

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時代の流れもあり、
修行という名の丁稚奉公は影をひそめてきました。


時流をおえば、
何かを学ぶときは専門学校に通う。
これが一般的です。


一部の整体等の学校では、
研修という名の低賃金か無報酬労働をするところがあります。
このときに考えてほしいのが『経験と信頼という財産』です。
仕事を実践的に覚えて一人立ちするための最初の試練です。


『経験』も『信頼』も無形財産です。
ものをいただいたわけではありません。
何もない。
あるのはカラダひとつです。


ですが有形財産よりも、
無形財産の方が本当は莫大な価値を秘めています。

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近所の武蔵小山界隈でも3店舗が1年以内になくなりました。
その数を上回る新たな出店がありますが。
ですがなかなか難しいさもあるようです。


一見遠回りに見えますが、
無形財産を奉公先の店や学校からいただけるか。
どれほどの無形財産をいただけるかが大切です。


失われず増え続ける無形の知恵や考え方を持つ。
それが成功する人の発想だそうです。

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【追記】
『経験と信頼』が得られない整体等の学校もあるよです。
それは選択のときに気をつけて下さいね!