へびのせぼね

先日、白金台にある細川邸のシイの巨木を見に行った。
こちらの細川氏赤穂浪士を預かり彼らを厚遇したという。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E9%82%B8%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%A4

詳しい地図を持っておらず、
高松宮邸脇の目的地の周囲を歩き回っていると、
足を引きずってあるいている和服を着たおばあちゃんから、
「どこを探しているんかね?」と声をかけていただいた。
ありがとうございました。

すばらしいシイの巨木でした。

古木として一部が枯れている寂しさは否めませんが、
その存在感には圧倒されるものがあります。

それから泉岳寺へ足を伸ばしました。

赤穂浪士墓所を参るつもりはなかったんですけど、
気づいたら恐る恐るお賽銭をいれ手厚くお参りをしていました。

そしてほっとして泉岳寺の境内へ戻り帰り道をいこうとすると、
いきなり細身のヘビが私の目の前を横切るように地を這いました。
品のよさそうなかわいい感じのヘビです。
ひさびさに野生のヘビをみた。
それも都会の真ん中の港区で。^-^;

すばらしい動きですね。
手足を動かすではなく、
胴体をくねらせることでこんなスピーディに移動できる。
目の前の木にもするするっと登っていく。
手を伸ばせば届くところで野生のヘビを見れたのはうれしかった。

手足がなくて不自由だろうと思うこともなく、
脊椎を自在にくねらすことでさまざまな動きをかなえてしまう。


本来はヒトの背骨は猫や犬のような四足動物にはない
もっともっと高度で自由な動きができるようです。
ですが脊椎の側弯を示す子供たちが増えています。
側弯で脊椎から各臓器に伸びる神経に問題が生じます。
でも身体検査のチェックでは「問題あり」と評価をされるだけで、
それをどのように解消すればよいか教えてくれません。
また教えられたとしても改善率もそう高くない。
脊椎側弯症のお子様の問合をいただいていたんで、
そのようなことをいつのまにか考えていました。

ヘビほどのしなやかな脊椎の動きをみると、
ただただうらやましく感じました。