腹腔内はにわとりの卵型?

人体の内臓部分を観察すると、
意外なものを見つけられます。


トイザラスで買ってきた内臓付き人体模型の内臓をはずす。


横隔膜上にある臓器(心臓・肺・気管・胸腺)と
横隔膜下にある臓器(大腸・小腸・腎臓・肝臓・胃など)を二つに分け
ラップで包装した。


それを手で持って見比べているとおそらく誰でも気づくことだろう。
「横隔膜上にある臓器は軽く下にある臓器は重いのでは?」と。


横隔膜下にある臓器と横隔膜上にある臓器の重さ比重や広がりが違う。
横隔膜下は大腸や小腸やらであまり空気を含まずに重い。
骨盤のお盆のうえに乗っかっている。
そして横隔膜上にある臓器は心臓や肺なのだが、
肺部分は肋骨の一番は小スペースしかなく徐々に下位肋骨にいたり広がる。
比較的肋骨内部は呼吸器系エリアが広いため軽くなっている。


僕は形から『にわとりの卵』を連想した。
にわとりの卵って底面が丸く大きく上辺が多少とがった形。
それに底面の容積の比重がタマゴの黄身があるため重い。
下辺が重くて安定している。


立つときに内臓部分を「美しいにわとりの卵」構造にする。
それを保てればいいのではないかと感じた。


もちろんこれは概観の見方を何かにたとえるやり方なので
いくつかの不具合も含まれている。
だが概観全体を見る見方としては
構造上も安定を下方に置く要点も離れすぎてはいないだろう。
直感的に内臓内部をにわとりの卵形状と当てはめれば
上虚下実という安定した姿勢通りになる。


横隔膜より上方は細くなり軽くあり、
横隔膜より下方は広くなり重くある。


なお骨盤の底面と肋骨や胸椎や腰椎という腹腔スペースを造る骨たちが
まるでにわとりの卵の殻のような形状をして内側の内臓を保護している、
そう把握してみると骨と内臓との視点のひとつを直感視できる。


体の内部の内臓も私たちを立ちやすくするような構造となり
サポートしてくれていることに気づく。


だから自然体で体が立つときは内臓も立つ。
そのとき内臓の構造はにわとりの卵型。
それを真ん中から折りまげた状態でこれでいいとなるのはどうかと思う。


いろいろな視点で自然体を定義することができますが、
内臓部分を全体視すれば神が安定型のにわとりの卵型を
人間のなかに仕込んでくれたように思えてなりません。