活きたボキャブラリーで姿勢を導く


ほとんどの神社や寺院にあるものは?
といいますと鳥居と拝殿、
その間に『狛犬』がいる。
犬に似た想像上の獣の像。
左右一対で置かれている。
稲荷神社では狐が同様に。



向かって右側の像は「阿形(あぎょう)」で口は開いています。
向かって左側の像は「吽形(うんぎょう)」で口を閉じている。


たとえば
「神社探訪 狛犬見聞録・注連縄の豆知識」http://5.pro.tok2.com/~tetsuyosie/index.html
などのホームページをみるとさまざまな狛犬がいますよね〜。


『神誥記』という本があります。
「第一章 ことばの復活」では、
ことばがいかに大切であるかを解説し伝えています。
何度か読んでいくうちに
狛犬で常にことばの大切さを力説している意向の強さを感じました。




「あ」〜「ん」までの文字の使いよう。
それで人生に大きな違いが生まれます。


そう聞くと「まぁ、確かにそうだけど・・・」となりますよね。
特に忙しい方にはそんな当たり前のことを書くなといわれそう。


でもここでちょっと視点を変えてみましょう。


一瞬で「自分の夢」を実現する法』という本があります。
著者のアンソニー・ロビンズ氏は著名なコーチだそうで、
彼のコーチで奇跡的な成果が生まれることがあるとのこと。
たとえば本に載っている面白い例は
精神科医師がへび恐怖症の女性を7年間治療したがよくならない患者を
15分で治した。。。。。とのこと。
こちらの本の『8章 運命が好転する「変身ボキャブラリー」』は興味深い。



人は自分の発する言葉により無意識のうちに操られてしまう。


体の姿勢や動き方は心の鎮まり方により決まると思います。
心や感情が波立てばそれに従い筋緊張が起こります。
バイオフィードバックのような、
無意識に必ずおきる反射なので
避けようがありません。


ちょっと話がそれますけど、
野球で2アウト満塁で一打で試合の勝敗が決まる場面をイメージしましょう。あなたがピッチャーです。
コントロールには自信があります。
キャッチャーがマウンドまで来て
「このバッターは内角高めが得意。ホームランがでるぞ。絶対投げるなよ!」
といわれました。
あなたの脳はホームランされたくない。
だが内角高目を投げてホームランされたイメージを思い描いて唾を飲む。
そんなときに限って投げるなといわれたところに投げてしまう。
脳はイメージした映像通りに現実を作り出そうとするだけです。
事のよしあしで判断しているのではなく、
イメージした通りの現実を導く作用です。



ここで本題に戻るのですが、
私たちには「ことば」と「イメージ」は切り離せないもの。
ことばを発したときにすでに事のよしあしではなく、
ことばが描きたてたイメージ通りの現実を導きます。


そう考えてみると、
ことばを厳選することで運命が好転しだすのもうなづけます。


ことばを変えることで自分の脳に描き出されるイメージを変える。
脳は描かれたイメージにより心や感情に後発作用させるものです。
自分が発したり思いついたことば。
それを改善できると心や感情が鎮まり体の姿勢や動きが安定する。
興味深い心や感情との筋緊張反射です。


するとお医者様や施術者がことばで癒すということができる。
ことばでお客様や患者様が脳裏に浮かぶイメージを書き換え、
そのイメージ通りになろうと患者様の脳が取り運ぶからです。
このようなことができる先生方はすばらしい。


私も多くのお客様を観てことばをお聞きして、
ことばにより縛られて抜け出にくい方もいる、
そのようなことを感じることがあります。
ことばにも心や感情を緊張させてしまう念があるものがあるので、
それが見受けられると筋緊張を反射的に被りやすいようなのです。
ただこれは一般的にどなたも大小もっていて、
私にもそのようなことば遣いが多々あります。
見つけては改変していくのを繰り返してます。


私はまだ自分のことだけで四苦八苦していて、
そのような域に遠い自覚があります。
ただ神社仏閣の狛犬の間を通るたび、
ことばの改善をすることを勧める神のメッセージと思えるようになりました。