転倒ダメージ回復いたしました。皆様に感謝。

膝のお皿の下をコンッと打鍵器で打ちますと、
膝外腱反射でピョコッと膝下から持ち上がる。


人間には身を守るために即応せねばならない。
そのようなとき反射という仕組みで対応する。


WIKIPEDIAで反射を調べると、
他にも様々な反射があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%B0%84_(%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6)


その反射の神経回路のひとつに『脊髄反射からおきる屈曲反射』があります。
たとえば歩いていて気づかずにテニスボールを踏んで体が転げそうになった。
そういうときにそのまま重い頭から落ちないような反射が起こります。
ひとつは膝上の大腿直筋とハムストリング筋を
脊髄神経節細胞に障害受容器から得た情報を通し
脊髄内にある抑制性ニューロンと興奮性ニューロンが瞬時に反応し
体のバランスを立て直そうという反射がおきます。


筋肉を縮めると骨が内側に曲げられる『屈筋』と
筋肉を縮めると骨が外側に曲げられる『伸筋』の
各々の筋肉に別々の神経が伸びている。
当然のことなんですけど別々の二手に分かれた神経ルート。
それにより骨を挟んだふたつの筋肉を縮めたり弛緩させて
該当する骨を大脳の思考を挟まずに瞬時に対応してくれる。


転倒による怪我が起きないようにするためには、
『屈筋』『伸筋』が理想状態で動けるかどうか。


それが重要です。




先だって私ごとで恐縮ですが、
見事にコンクリートの出っ張りのある場所で転んでしまいまして。
右手小指等数本の指の肉が削り取られしびれて動かない状態。
ただ私が怪我をした部分が足指の小指だったらすぐ休業です。
足はある程度の鈍痛で済んでいまして施術は大丈夫だと判断。
痛覚神経は自らの脈動を痛みとともに教え続けるが、
ダメージを受けた部分も神経をそれた。


『屈筋・伸筋』が理想状態で動かなければ、
脊髄反射からおきる屈曲反射』が誤作動。
それによりこっぴどく転倒してしまいます。


個人的にお客様に日頃
『屈筋・伸筋』の仕組みを少し説明し、
両筋を分けて使えるよう訓練していた。
それが転倒反射を正常に起こしてくれて、
転倒ダメージを最低限にしてくれました。
そう感じています。


あと転倒して地面に手をつく際に、
地面をなでるような意識を持てば
鎖骨のダメージがより少なかった。
胸鎖関節・肩鎖関節に衝撃がとどまらず肩甲骨まで流せれば、
もっと治りが早かった。
微妙に後悔しています。



おかげさまで痛みはちょっとちくっとする程度です。
ご心配をいただきました方々に心より感謝いたしております。m__m;