膝関節の異常は腰椎の変位が治らないと回復が・・


最近テレビ通販のコマーシャルをみていると、
膝に問題を抱える方用の膝サポーターが販売。


膝の伸縮をサポートするための素材を用いた
機能的なサポーターです。


膝関節には、
歩行時は体重の2.8倍〜4倍もの負担がかかります。


仮に50Kgの体重であれば、
膝にかかる負担は140Kg〜200Kgですね。


階段の上りでは7倍の負担がかかります。


仮に50Kgの体重であれば、
膝にかかる負担は350Kgですね。


階段を下りるときには下降落下加速度がかかります。
だからそのデータは一般的には階段の上りと同様の7倍とされますが
そんなはずはありません。
さらに7倍以上の強い負担がかかります。


でもこの計算は膝や腰に支障ある方のデータではありません。


すでに膝関節の故障で、
腫ちょう性、炎症性、疼痛性のいずれかの問題が起きているならば、
膝にかかる負担は直接的に痛覚神経に差し障りを与えてしまいます。


テレビコマーシャルで膝を痛そうにしているご高齢の方が
膝をつらそうに階段を降りるシーン。
最低でも体重の7倍の負担が膝にかかる。
すでに故障していれば常に痛みを伴いますから。


以下に均整術の本から読み取れたことをお話します。


膝関節の異常は、腎臓・肝臓および、更年期と深い関係があるといいます。


腎臓の経絡で腎経は骨に関係するもので、
高齢になり腎経のバランスに問題が出ると腰が曲がったり。


ただそれ以外にも考慮しなければならないことがあります。


腫脹性、炎症性の痛みは骨盤神経の作用で起こり、
特に仙椎1・2神経が関連している。
疼痛性は下腹神経、特に腰椎4・5が関係している。
神経痛のような形で膝に痛みが飛んでいるのですね。


仙椎1・2や腰椎4・5などが問題で膝関節部分に
痛みがでているのなら、
こちらの仙椎や腰椎の改善も大事なんです。


私が膝に痛みが感じられているお客様をみると
腰仙関節が狭窄し伸縮を失っています。
腰椎3が変位すれば膝を本人が曲げたくなくても曲がるままになります。


腰やお尻の部分を見ればいろいろと情報が書いてあるものなのですよね。
体のルールを読み解くと、
膝サポーター以外のアプローチもあるものです。


でもほんとうに膝関節の痛みは激しくつらいので、
用心のために医療用の膝サポーターとかあれば
ひとつあると安心だろうなと思うのですが。