仙腸関節がずれるとき。


仙腸関節は、お尻の部分にある関節。


仙骨と腸骨、その間にある関節のことです。


そこの関節は重要きわまりないといわれてます。


なぜ?


それは仙腸関節がずれると、他の関連する関節がことごとくずれを生じてしまうから。


専門的な用語で解説すると、仙腸関節からの関節軟部組織過緊張連鎖だそうです。


仙腸関節のずれで生じる関節のずれの連鎖.jpg


上図を観てください。


仙腸関節が赤いマークです。
この赤いマークの部分がずれると、
ピンク色のマークの部分がことごとく影響をうけるようになっている。


赤いマークがずれたよ!と点灯すれば、
ピンクのマークが同時に点灯していく。
仙腸関節の関連する全身の関節がずらされてしまう。
それによりピンクのマーク部分も痛みが出たり不快感が生じたり、関節可動域が狭くなる。


だから仙腸関節がずれてしまうだけと考えず、
仙腸関節がずれたら全身に影響すると考える。


仙腸関節がずれた状態から復活できないと、
仙腸関節がずれたから問題がでた他の肩や膝や腰や鼠径部等々のピンクマークは復活しない。
ずれを生じさせた源が仙腸関節だからです。


仙腸関節を改善させれば、
仙腸関節のズレで生じた腰椎のズレが修正できるが、
腰椎のズレが修正されても仙腸関節のズレが改善するわけでもない。


つまり仙腸関節のズレを放置したまま腰椎のズレを一時的に修正してみたとしたら。
仙腸関節のズレが早々に腰椎のズレを復活させてしまうということになっています。


私は仙腸関節部分をリリースするときに、
様々な資料や体験を繰り返しつつも
独自のやり方に走っております。


自分なりの試行錯誤で、
成果が高いやり方を採用していく。
かなり手間がかかることであるが、
手間暇を惜しまずにしていくこと。


臀部の深層筋や仙骨周りの靭帯まで
しっかりゆるめてからの仙腸関節
リリースを行うようにすると成果が高いように感じています。


すると仙腸関節部分をリリースすることで、
本当に他の関連している関節部分のズレが
修正がなされることを日々実感しています。


仙腸関節部分をリリースする方法は、
いろいろと研究を深めていきたいですね。