スフィアボールと達人の動き

上野駅3FにTHE STUDY ROOM で、
ホバーマン・スフィアのスフィアボールを購入しました。


以前、こちらの日記でホバーマン・スフィアについて、
ちょっとかかせてただきましたが。
ホバーマン・スフィア参考(YouTube映像):
http://www.youtube.com/watch?v=xRL0tMaNgjQ
http://www.youtube.com/watch?v=d7EHG6aV8EU


このホバーマンす・スフィア。
人体にどのようなレトリックになっているかというと、
人間の臓器にたとえた見方ができるそうです。



たとえば自動車に乗っていて追突事故のような激しい事故にあったとき。
ダメージを受けてしまいます。


ひとつは自動車。


ふたつは乗車している人。


みっつは乗車している人の体のなかにある水分を多量に含んだ臓器。
心臓・肝臓・腎臓・脾臓などです。


水分が多量に含まれた臓器が自動車事故の衝撃により大きく膨張します。
そのときに膨張した状態でその臓器の立体構造が膠着してしまうことがある。


その様子をホバーマン・スフィアでは表現しているんです、ということで、
マトリックス・リパターニング」という本で解説してありまして。


とても興味がでまして。
都内でもあまりスフィアを購入できるショップがないようで
ネットでこちらにあると知り見に行きました。


ショップには、スフィアのサンプルが置いてありました。


こちらのサンプルと心臓などの立体構造の膠着パターンは、
このスフィアのひとつの部品がこわれてしまうと全体が動かなくなるという
ひっかかりの性質が読み取ることができます。
臓器が事故などでダメージを受け拡張したままになる様子は
容易にイメージできました。
肝臓が膨張したまま膠着すれば、
そのうえにある横隔膜が上下しにくくなるとか、
他の臓器でもそれはおきるだろうとイメージできました。


当初はその感覚が体験できれば十分でしたが、
2〜3回、広げたり縮めたりしていると、
おもしろい膨張感じをます。


等速で広がったり縮んだりしているのですが、
スフィアの厚みが縮むと厚くなり広がると薄くなることによる
目の錯覚でしょうか?
膨張したときに、広がりきる手前ではふんわりとゆっくり広がり、
収縮したときに、収縮しきる手前では急激に縮んでいく感じがいたします。


伸縮により生じる厚みの変化を、触るまで計算してなかったんですね。



このような動きの質をみたことがあります。
気功をしていた中国系カナダ人の方がいて、
その方の動きの質がこのようなものでした。
その先生の演武を見たときのことを思い出しました。


今となれば、演武を見たときは
ずいぶん昔ですが覚えています。


体全体の動きはこのスフィアのような八方へ向けて
きれいに膨張したり収縮したりしていたのでしょう。
コアの動きはいうに及ばず全身がそうだったような、
印象があります。
全体のスフィアの動きのなかに、
小さなスフィアの動きが包含されているようにも見える。


巧みな体捌きには、
このスフィアのような立体構造の膨張と収縮のイメージは必須で、
そのなかに平行四辺形の崩しの動きや梃子の動き等の
さまざまな用法が含められるというものかもしれない。


私の脳内ヴィジョンはそのような像として描いていました。
目の前のスフィアのおもちゃで立体構造の変化をみていると、
これたよね〜とひとりでにんまりしていました。