違うことをやり続けた人

発明家のエジソン

どんな発明をするにも、
最初から完成されたものがでてくることなどない。

確か電球のフィラメントをつくるときにも、
多くの素材を実験するため収集にまわった。

そしてそこそこうまくいったときもあれば、
まったくもって失敗したこともあるだろう。

エジソンが違う素材を多く集めたからこそ、
これぞというものを見つけられたのですね。

同じ事をし続けたわけではなく、
違う素材を集めて実験しますと、
徐々にこの素材はいけそうだが
この素材はダメと見当がつく。

そうやってよりベターな素材を
ピックアップしていくわけです。



ゴルフのスイングでも、
同じスイングを繰り返す人よりも、
違うスイングをやってみたほうがノビが良い。

同じスイングを練習したほうが、
最初は精度が上がっていくため
違うパターンのスイングを試すよりも
そこそこの結果がでやすいものです。

様々な違うパターンのスイングを試すならば型が定まらないため、
当初は低迷が続くことが多いようです。
だが違うパターンのスイングをしていき、
感覚を研ぎ澄まし細かいとろろまで目を向けたら、
そこに飛躍できるような成功への鍵が発見できる。
違うパターンのスイングをして結果が悪かったら、
そのときに伸ばすべきところがわかっていきます。

成長して実力がつき、
最期に勝てるでしょう。

そして、
「あっ、これ、いけるんじゃない?!」という気づきです。



それはあたかもエジソンのひとつのベターな成果をえるために、
違うパターンをトライし続けて、
よい成果を得たときの感動と似ていますよね。


同じパターンを繰り返すとするならば、
そこからブレイクスルーされるような
進展はあまりおこらないでしょう。
上達はいずれ頭打ちになります。

違うパターンをやり続けていくならば、
そこからブレイクスルーされるような
進展がえられるでしょう。
上達はいずれ急カーブを持って上昇し始める。


これはフェルデンクライス・メソッドのような、
同じパターンを繰り返しがちな行動様式を変え、
様々ないつもとは違う動かし方を意図的に探るのにも似ていますね。
今までしてきた動き方のパターンが最良なものとは限らないのです。

今までの動き方のパターンを読み取り、
それと違うことを幾通りも試してみる。

そうすることで、
体の感性が磨かれていく。

身体は老化していけば衰えていく。
ですが違うことをやり続けた人は
心と体は衰えることなく、
柔軟な若々しさをキープ。

そんな感性を磨けば
なにをするにも自分の力を頼りにしていける。

そういう人は強いですよね。
輝いて見えます。