立つときに、
目印マークを打つといい。
かかとに落とし所の位置を決めます。
三角形の鏃(やじり)のような形状の鋭角となった先端を見つけて、
そのとんがったところをかかとに方向を向けていきます。
ひとつは坐骨の下端。
坐骨もみようによれば三角形にみえてくる。
つぎは肩甲骨の下端。
肩甲骨はみたまんま三角形ですから。
最後に後頭骨の下縁。
こちらも坐骨のように座りのよい感じの出っ張りがあるように見える資料もある。^-^
このみっつをかかとに位置合わせをしていくと、
背中側に壁ができてよりかかるような安定感を感じられるかもしれない。
ただ十分な、体のリリースがあっての場合に限ります。
つま先側に乗るクセが強い人は、なかなかかかとに意識を持ち続けてというのは難しい。
太極拳などをしておりますと、
腹部の内丹田をボリューミーにするので、
この位置合わせをして丹田を作ると自然に脊椎も気持ちよく上方へ伸びてくる感じになる。
すっ、と背筋が伸びて、私は気持ちがいいですね。
そして先ほどお客様より、
後頭骨下縁というよりも
胸鎖乳突筋で、というように指摘をいただきました。
バレエをなさっておられるお客様に取りましたら、
確かに胸鎖乳突筋で意識を入れていったほうが、
ピルエットなどするときにもとても機能的になる。
このお話を聞いて、
確かにバレエをしている方にも、
それに後頭骨下縁ってイメージしにくいから、
それよりも胸鎖乳突筋を触ってもらって、
その上端付け根をイメージしてもらえたほうがいい。
かなりわかりやすくなる。
それは通常、胸鎖乳突筋は、見やすいものですからわかりやすい。
ですがあまり後頭骨っていわれても、それってなにというような、
馴染みが薄いところがありますから、印象に残りにくいのですね。
それだったら坐骨、肩甲骨、後頭骨と、無意識に骨ごとに並べるのが正解だとこだわるよりも、
胸鎖乳突筋というわかりやすいものを選択して伝えていけたほうが役立つに決まっております。
よいお知恵をいただきまして感謝です。