『お前を救えるのは、お前だけだ!』^ー^

最近、遅ればせながらドラマ『ルーズヴェルトゲーム』マイブーム。
Dailymotion動画で、時間を見つけ視聴していた。



半沢直樹シリーズほどまでは流行らなかったにせよ、
ドラマを観ておられた方は、ご存知かもしれませんが、
監督の大道が「お前を救えるのは、お前だけだ!
という言葉に泣けた。


ルーズヴェルトゲーム #1A
http://dai.ly/x1rt1rl
こちらのシリーズを見ていくと、
いずれでてきますので。 ^-^::



自分を変える鍵を持っていても、
その鍵で扉を開かなければなにもならない。
人生で勝利を勝ち取るには、自分次第だと。


シンプルだけど、説得力ある言葉で、
自分の内側を、奮い立たせてくれる。



私の場合は、
ここで施術をする際に、
圧をかける工夫なども。


どれほど自分の頭でそれを機能化させる工夫をするか。


外見上、私の動きを見ていてもわからないと思います。


ですが一挙手一投足の内側に詳しいことは語らないが、
日頃から疑問を感じ、気づき、解決を繰り返すもので、
見つけられたもののストックは大きく膨れています。


すでに同様な視点を持つレベルまで進んでいなければ、
意図的に操作をしていることを見逃されてしまいます。


観ても見えない。
そんな気遣いが、
他と分けられる成果をだすのが特徴です。



たとえば、その中でもわかりやすい
ほんのひとつの例をあげるとすれば。


『目』をどう使うか。


利き目」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?


五円玉の穴を覗く方法で、利き目を判断できます。
私の利き目は右目です。


利き目のほうに意識が、持っていかれる。
つまり両目で視ているようでいて、
いつの間にか片目に囚われている。
そちらがわに軸が移動してしまう。


極端な例だが、
左目をつぶって右目だけで歩けば、
それに不慣れなものは自然に右に
歩行進路が逸れていくことだろう。


つまり利き目を使い中心軸が右にそれているならば、
圧をかけるときにすでに意図する圧をかけられない。


細かいことをいうようだが、
精度をあげるには、
疑問に上がったどのようなことでものでも、
それを潰していく。


自分なりに潰す工夫をして納得できるまで、
集中して考えていく。
そのような対応方法など、
私が持っている動きの専門書や施術の書籍にも書かれてはいない。


実際は、左右シンメトリーの身体操作ができなければムラがでる。
脊椎のミリの半分の部位を狙い、圧をかける方向精度も高くする。
それが手で行う以上に難しい状態のことをしているので、
圧をかけるときの肘等でのごまかしなどは一切効かない。
手が効く幅が狭く荒ければ、施術成果を低減させたり、
ダメージを負わせるような、理想から遠くなります。


普通の人が、意識せずに、普通に圧をかけていれば、
それ自体が、そのような精度の欠いたものですから。


両目で見れず、片目にして圧をかけてみれば、
その様子の弱いものだが確実に影響している。



では、どうすれば、その不都合にパッチを貼れるか?


イデアとして、
10も20も発案していって、
ひとつずつ消して絞り込み妥当な方法を採用する。
つまりいったん現状で出されたアイデアではこれがベスト。
でも後に発案量が増えていけば、
いつだってモアベターなものに、
書き換えていく柔軟性はあります。



たとえば、絞り込みをしていったアイデアのひとつ。
両目を開きながらも半眼の状態に意識を落とします。


それ以上は、ちょっとややこしい話になるのですが、
眉間の目、心臓部の目、左右肩眼を機能的に活かし、
垂直のコマ軸とトルクをかける水平軸を制御する。
それをかなえるための姿勢を保つこと、
意識をソナーのように発して返りから。
眉間や心臓部の目からの情報を得つつ、
左右肩眼を結ぶ水平軸を回転させます。
機構をシンプルな状態に置き換えるよう絞り込む。



目で見過ぎずにいくには、他で精度を稼ぐこと。
身体の頭頂から会陰まで胴体内部を貫く体性感覚を便りに、
シンプルで精密な動きをさせるように丁寧な捜査をします。
眉間と心臓の距離を最遠位に設定してニュートラルをつかみ、
同様に左右の肩眼(烏口突起部分)も最遠位に設定してニュートラルをつかむ。
そこが身体状況で設定できたときにだけ、
半眼での操作していくメリットがわかる。


だから胸椎がねこ背だったり、
左右どちらかか両側の肩が前に回りこんだり上に上がったり、
首が左右に折れたりねじれたり、胸の立体構造が弱ければ、
この時点で、話は先に進めても意味が無いということになります。 ^-^;


これは他のお客様に対しての施術業務をしている先生でもどうか?
デコルテラインに命をかけているような人は、優れた施術家だし、
また学びたてでしたとしても伸びがいいようでしょう。



眼で患部を追いすぎると利き目の方に頭が傾斜しやすくなっていて、
頭が傾斜した方の肩が持ち上がり前に回り込んで、
身体操作上の左右の腕の使い勝手が悪い状態を作る。


そのことを知っているならば、
相手が眉間でものを見、感じ、
察知する才能があるかどうか。




目標物やその患部周辺はつぶさに見つめて観察をして情報を読み取る必要がある。
それは常識的なことです。
手抜かりがあればダメですよね。
その先の、圧をかける際にはという話をしようとしているのです。


眼でガン見しながら圧をかけないようがいいですよ!


もちろん患部やその周辺を観もせず感じもせず、
こんな感じだろうと当てずっぽうではいけない。


一見手慣れたプロっぽい感じに見えるだろう。
捉えの様子は刺激を与えれば刻々と変化するが、
指先の眼でわかるところだけでも十分な情報量。


ですが丁寧な仕事をする人たちを見ると、
静かに目を配っている姿がありますから。


呼吸、眉間での察知、指のセンサー様々な力を機能させて、
ひとつの大仕事を完成させている姿には美しさを感じます。



余談だが、
座禅をするときにも半眼にすることもあるのは知られています。
剣術等をするときにも半眼でこれから起こることのイメージを脳裏に描ききり、
現実にそれを起こそうとするかのように務めることがあります。
ガン見すると、脳裏でその先に起こることを想定して計算することができない。
つまり交感神経が優位になりすぎて左脳の分析ばかりが目立って、
右脳の直感をキャッチする確率が減るんです。


私は、日頃から座禅を組んでいく習慣があるから半眼は日常だし、
意識が鎮まりだすとき眉間の感覚が鋭敏になるのもふつうの事で、
身体を整えるために自分の体のあらゆる内外含めて細部に意識を
配っていくものです。


そしてモードを右脳にスライドさせて直感を得ながら、
施術をしていくわけです。




たまたまですが、
先日お見えになられた、お一人に、
特殊な競技をなさっておられる方がおられます。


競技と言っても、競争相手と競ってのことで勝敗を分ける場合、
眉間で見るには、脳脊髄液をうまく回せるような頭部の骨相を備えていなければできない。
脳脊髄液が回りづらい状態で、
繊細である程度のものを感じられたとしても不安定で常時力を発揮し続けるパワーがない。
私の経験則では、そのような条件があると思います。


時間上持続的な集中力がたやすく持てるかどうか。


眉間部分が、直感力を司るようなセンサーにもなっているといわれる。
そこの状況が好転すれば、勝負事には有利に運べるようになっています。
後出しジャンケンで、相手の出した手を見てからこちらが出す感覚です。


そんな機能的な状態を備えたものがひしめいているところで戦うならば、
まさに「お前を救えるのは、お前だけだ!」的な厳しい状況を察して、
独自の努力に最大限励もうとする気合、根性、そして幸運の女神が必要でしょう。


世の中には面白い職業があるものですね。 ^-^