副鼻腔炎に利く、漢方ってあるの?

漢方関係の書籍を図書館から借りたり買ってみたり。
今まで馴染みがなかった分野なので、
バランス力よいように取り組むため
情報量を多く集めまんべんなく学習。


意外に資料点数が増えてきてしまい、
机上の学習に終始してはならないと。
そうは思いつつも、
徹底して資料を集め確信を得てから、
動く時は数手先まで読んで動きたい。


そんなことを考えているところです。


だからぼちぼちの自分の体を使った
生薬を定期的に飲み続ける実験中で。




そんな、漢方の本の多読中にて、



和漢診療学――あたらしい漢方 (岩波新書)


上記の本をアマゾンでチェック。
カスタマーレビューを読んでいたとき。


〜〜〜〜〜
> すぐに「麗澤通気湯(れいたくつうきとう)」が処方された。
> 蓄膿の改善とともに咳やのどの炎症が改善され、あわせて多くの不定愁訴もなくなってしまった。
> 和漢診療学の不思議を感じた次第である。
〜〜〜〜〜


という、副鼻腔炎(=蓄膿症)が、麗澤通気湯により改善したと書かれていた。


非常に興味深い。


実は、私が漢方の研究をし始めた数々ある理由のうちのひとつに、
副鼻腔炎が施術では現状ではなかなか改善の一手が打てないため、
漢方で対策を打つことはできないだろうか?
という新たなるお客様の改善へのアドバイス上の一手を他に求めてのことであった。


カスタマーレビューで、患者様自身がが改善した体験が述べられているのは、
私の手持ちの本ではあまりみることができずに、
よろこばしい感情が伝わって爽やかに感じます。


実際は患者様の証を読んで、
それに対応した処方をして、
それで効果がでるかどうか。


だから蓄膿症でも人それぞれ病気になられた原因が違うため証は同一ではないので。
だれもがこの漢方を飲めばそれでいいというわけではありません。


たとえば


私の手持ちの「フローチャート漢方薬治療」という本では、
蓄膿症に対して、
まずは「葛根湯加川きゅう辛夷」を試してもらい、
そちらで効かなかったり副作用があれば
辛夷清肺湯」を試すようにという指示が書かれている。


だから麗澤通気湯という漢方薬の名前は出てこないわけです。


副鼻腔炎の改善に向かうために可能性が高そうな情報を得られれば、
それをとりあえず麗澤通気湯でグーグル検索をすればいい。


すると検索して突き当たったサイトには、
成果が出ている場合もあるのだと納得できるような実験データーと呼べそうな情報も得ることができる。


そのような情報は貴重です。
効果が高いだろう打ち手が広がってきますし。


実際的には私はまだ漢方や生薬は自分の体で実験して、
メリットとデメリットが明らかにならなければ、
お客様に勧めようとはしづらいところです。


ですが現状では資料も点数が集まってきたので、
それ相応に数冊の本をまたいで物言いのズレや、
幾冊もの本に同様に語られるダブリがあるため
信頼性が高いだろうと言う情報なのかなどがわかるまでにはなってきました。



1冊や2冊の権威あるテキストを目を通しただけでは、
私には行動に移すほどの情報量が揃ったとは言いがたい。
知っているかどうかが勝負になる世界ってあるのですね。
後々になってこのような遠回りのような仕込みの情報は、
必ず生きてきます。


かなり膨大な時間はかかるが、
自分が自分を納得させるには、
その投資は高くはないのです。 ^-^


そのようなところでの情報提供ができそうなところがでてきたなら、
もしこのような漢方薬が効きそうだからと情報を伝えることができ、
漢方薬を処方するような病院へいかれる橋渡しになればそれもいい。


最近ではアマゾンで、必要な漢方薬名が分かればお手軽に。
ツムラや他の製薬メーカーから漢方薬が手に入る時代です。
ただ病院へいって処方箋を書いていただければ、
症状が出ているような場合には、
保険対応でお薬を手に入れることができますから。
そうなれば、費用負担がかなり低減するでしょう。


結果的に私が漢方等を学ぶことがきっかけで、
お客様がしあわせになれるところまでいければ。


そのような好例がひとつでもふたつでも出てきていただければ何よりだと思います。