先日は私がお世話になっています方が、
半年前、体調を崩され入院なさいました。
退院なさられたということで、お目にかかりにまいりました。
病状は重篤な状態であるとお伺いできたのみで、心配しておりました。
お会いして奥様から説明を受けてはじめてわかったのですが、
脳梗塞状態になり手術をなされたそうです。
ただ手術直後に優秀なリハビリテーションセンターに入院なされ、
お体の機能回復訓練室で一日に3時間みっちりリハビリしたそうです。
6か月間はカラダの機能回復のためのボーナスタイムといわれております。
このときにがんばることで状態が回復しやすいのです。
本人の努力と元々の心臓の強さをベースにして、
加えてリハビリテーションセンターの先生方のおかげで、
私がお会いしたときは言葉も聞き取りやすく、
健常側の半身は動きも自然な感じに見て取ることができました。
まさにこのような貴重な回復しやすい時期に、
タイミングよく信頼のおけるリハビリテーションセンターでお世話になられたというのは、
体調を崩された方が日頃から顔が広く仁徳に富んだお人柄から得られた奇跡だと思います。
そういう優秀なセンターは込み合うもので、
いざ、症状が出たといってもすぐにお世話になれることはありません。
私も、10数名の脳梗塞などを患われた方を存じ上げております。
このような幸運な方の話を聞いたことがありません。
これからもリハビリが続きますが、
おせわになられたリハビリテーションセンターなどとの関係性も維持しつつ、
がんばっていかれることと思います。
コロナ禍の入院は、やはり付き添い看病をしたい気持ちがあっても面会も難しかったといいます。
個人的な話をさせていただきますと、
私が脈診講座に通ったあと、脈診を日々自主練習するようになりました。
少しずつですが首で脈を読み取る感覚も身についてきて、
脳への血流の問題に気づきだしました。
そこからも現状の頸動脈の脈状にある問題から、
なんらかの将来的な予兆を感じる手ごたえを感じられるようになってきたように思います。
それもまずは私自身の身体を変化させていき、観察を詳細にしていくというところから見立てていきます。
私が自分自身にセルフで首回りの筋肉を緩めるのは、
はっきり言って、私がお客様にするリリースの1/20以下の精度です。
自身の首にチェックをいれるときは、
頭骨と尺骨を回内させなければなりません。
そうした瞬間にいつものチェックする感覚が消えて正確にその個所を把握する手が鈍るのです。
そしてそれにも増して問題ある個所は首筋ではありません。
実際は頚椎第一と後頭骨を結ぶ場面やその周囲の内部の奥にまで入り込んで硬化した凝りです。
この部分に隙間を作らない限り首筋をリリースしても戻るんですよね。
大幅に。。。
そのことをわかっているのでお客様の施術をするときには、
そこに直接手を出さない形でのリリースを遠隔から施しています。
それがあるから長い間、この個所のゆるみの変化が持続できて
そのような好都合な状態へと変化しやすいボーナスタイムが続きます。
その間に、お客様が、いまの現状よりももう一歩前へと、カラダの操作を進めることができます。
それは場合によって、大きな改善へのステップを押し上げるきっかけとなる土台となります。
ただこれも私が自分自身なすことが、容易ではないのです。。。
もちろん、やり方の基礎は自分で見つけだしたものですし、
そうするための複雑かつ大胆なノウハウをもっています。
だからある程度はできるのですが、
お客様への施術では必ずしているわずかな微調整が成されることがなければ、
それは難しいんですよね。
そのようなところも、不思議なほどセルフリリースの前後を脈状の変化で観ればわかるのです。
なので、どうやって自分で頚椎第一と後頭骨との隙間を適切に設けるか?
その命題をもって、様々な試行錯誤をしていました。
そして最も大きな変化を生みだせたやりかたは、
遠赤外線ドーム型サウナ、スマーティに入りながら、
バックストレッチャーを2~3個同時に利用しつつ、
上半身を乗せて患部の距離を微調整させていくこと。
下半身が浮いたりずれがでないように、
そこに重しとなるものを乗せています。
「リストラティブ・ヨガ」の概念やノウハウを知っていれば、
私がしたことがどのようなことかはイメージできるかもしれません。
ただ長い時間、遠赤外線ドーム型サウナに入り続けて大量の汗をかき、
そのサウナが時間がくると自動的にスイッチオフになるのですが、
そのときに寝ていて風邪をひきやすくなってしまう状態になりながら。
粛々と前進していきました。
この度は、後頭骨に付着点を持つ棘上筋もリリースの範囲に入る筋肉で、
この部分が今までにないほど深々と解けたとき。
決まって起こる極度の歯茎の腫れや痛みました。
こればかりは歯医者に駆け込んでも痛みが消えるものではない。
非情な痛みでご飯を食べるのが苦痛になり、
ムリをして噛むと容易に歯が抜けるリスクがあります。
その激痛は耐えがたいものですが、理由を理解して変化の推移と今後の方針を立てることが大事です。
一般の方であれば、この時点でここから先へと足を踏み出せなくて、
元の以前あった肩甲骨の問題がでてしまう場所へと納めてしまうでしょう。
これではかえって手出しをしないほうがマシだというケースもでてきます。
着地地点を精度よく設定しない不用意な変化はカラダの芯にダメージを与えますから。
その不安定さは、既存のダメージが深刻であればあるほど改善とはいえない方向へと導かれますので。
自身の現状の把握が正確にできている方でなければ、
信頼できる先生方に依頼したほうがいいでしょう。
私も、お客様の首の脈詰まりを診るほどの精度ではありませんが、
私自身で自分の首は見ることができます。
チェックした結果
左首頚椎3番と頚椎4の横に出た張りが頸動脈の圧迫を強めて、
脳への血流阻害を起こしているのは確かです。
右利きのお客様に多いパターンですが、私もその部類に入ります。
ただ前傾での緊張した施術姿勢、それも長時間という負荷と、
左右の手を同量使えておらず右手負担が加重が高いため、
これを温存しておけばいずれは感情の爆発的なストレスがかかったら、
脳梗塞化した症状がでることも起こりうるとわかっています。
昨今、ベン石温熱器やスティック状のロングベン石で、お客様の頚椎を解けるようになってから、
その部位の硬化した筋膜の癒着パターンを複数見ていくうちにわかってきたことで、
首は胴体のように深層、中層、浅層といえる部分に多層化してわかれていて、
深層に通る動脈を圧迫する個所にしこりができやすい好発する場所があることが見て取ることができるようになってきました。
そして自分にもそれがあることを見つけました。
それも相応に根深いものです。
いまは私はだいぶ姿勢もマシになってきたのですが、
カラダが弱く虚弱だったときの私の姿勢はひどいものでした。
そのころの異常な緊張を伴って硬直し冷めた部分が首の深層にあるのを発見しました。
状態として、1から10で10がもっとも思わしくないという評かだとすると、
現状で「7」といえるような芯をみつけることができました。
それは頸動脈にかかる部分的にといえども、
非常にいやらしい部分で、すでにネガティブな状態に陥っているが、それに慣れているということです。
ただここで冷静にあたりを見渡せば、
一部の他のお客様のほうが、
現状の私よりもはるかに状態悪化が進んでいても脳梗塞状態へと発症していないのです。
だからすぐさま何かが起きるという確証もないのですが、
やはり気持ちのいいもので、放置するには忍びない。
時限装置がついた爆発物を抱えた感じがいたします。
ちなみに発症は頭部に余計な気が上がりすぎるというアンバランスが起きるときが危険です。
発症の契機が寒暖差のようなストレスのときもありますが、
それ以上に人間関係上の感情の衝突があるときに気が上に極端な量を上がろうとしても首で止められてしまって、
というときに甚大な影響が起こることが非常にケースとして発症した方にお話をお伺いすると多く見受けられます。
余談ですが(1)。
もしかしたらゴツコラを20枚ほど葉の枚数を大量に食べるようにすれば首にある深層の癒着パターンが変わるか?
ゴツコラの脳の状態を改善させるトリプトファンのような力が、
首の深層筋のアンバランスを整えることもあればと思いましたが、
そんなに道理を無視した都合のいいことは起きないものだとわかりましたし。。。 ^-^;
当初からゴツコラの利用は私の首等のリリースとの組み合わせによる相乗効果を狙っていました。
なのでゴツコラにはゴツコラの領分、施術には施術の領分というすみわけさせてごっちゃにしないことの大事さを感じます。
余談ですが(2)。
別の視点で、今後の脳へのダメージが社会的に加えられる傾向について。
世の中ではスマートフォンの通信規格が4Gから、
はるかに人体に影響を強いる5Gに移行しています。
これも、これから水ばかりの液体で構成された脳、
それも頭蓋骨というドーム型の脳への電磁波を芯にある小脳へ向けて反射させる構造です。
そこで起きている物理的ストレスから逃れようと思えば、
人の密集しない5Gアンテナが乱立しない地に引っ越すか、
そのような電磁波ストレスから身を守る対策をしていくことも考えていかなければなりません。
そこについて同業の施術をする先生方とも、いろいろ深い話を交わすことがあります。
ただ、そのような5Gが空間を満たして脳に電子レンジ状態を強いるという目に見えづらい発症リスクをいう前にしたい話。
やはり首のある特定場所に凝りがあって頸動脈を圧迫し脳への血流を低下させるパターンをもっている素養があると、
脳梗塞等のリスクは物理的に増えることはいわれております。
(それは首を私のように脈診するという個人技ではなく、首を流れる血流を図る計測器があるんです)
そして一度、脳梗塞を患うと、再発する方も多くおられます。
再発後のほうが、その後の統合失調の状態は重くなり、リハビリが格段にきついものとなります。
促通法や山元式新頭針療法など、こころづよい対処法もあるものの、
統合失調の状態があればカラダの片側が不自由さがでてアシンメトリーな姿勢維持が続くことで
かならずといえるほど深層に凝りができていくものです。
そしてその深層筋部分に動脈が通っているので、その部分に圧迫が増えて血液循環が全身的に悪化する傾向が増すと、
新たにまた発症するリスクがでてきてしまうでしょう。
またすでに発症してその後の期間を数年過ごしている方々のお体を見せていただいたとき、
8名ちゅう数名の首筋部分に肥大した首の深層筋の凝りを見つけることができました。
ただそのときは私のところへお通いいただいているお客様であった方々ではなく、
私自身が脳梗塞後の後遺症と、その後の経過や施術での対応法などに関心を持っており、
お願いしてお体をチェックさせていただいたということでした。
それは私がホットストーンやベン石温熱器を使う前で、そのときは首等に適切な対処ができなかった頃でした。
なのでチェックさせていただいて、
確かにその部位に問題になるコリがあると本人に気づいてもらっても。
「ごめんなさい。
私には安全で的確に、この部位のリリースをさせていただく力がありません。
できることなら私が日頃使っている遠赤外線ドーム型サウナを使うか、
小豆のホットパックなどで患部を温めて硬化を進めさせないようにしてくださいませんか」
ということが、精一杯でした。
今まではそのような場所に、不穏な凝りがあるという存在に気づいていなかったから、
そこに気づいてこれから対処するよといっていただけた方もいて救われましたが。
一時は遠方まで足を運んでなったときのお話やカラダの様子を見せていただいてました。
話をして、うなづいて聞かせていただいたものの、
やはり、検査結果がでても対処法がないなら受ける側がつらくなるということに思います。
それからは、脳梗塞後遺症を持った方がおられてというときにも、
お話を聞かせてほしいという仲立ちを頼むこと刃しなくなりました。。。
ただこの度はコロナ禍での術後に入院しリハビリをなさった方のお話を目の当たりにお伺いして、
改めて首の筋肉の癒着をリリースできることの重要性を痛感しました。
リハビリテーションセンターで手厚いリハビリを受けられた運が非常に良かった方の話ですから、
よかったですねとうなづきながら聞かせていただけました。
ですがこのような幸運の持ち主は少なくなり、アメリカではすでに脳梗塞やその他の病で、
コロナ前なら助かっていた人が助けられなくなっているという統計がでています。
特に脳梗塞などは発症後に、どれだけ迅速な対応がおこなえるかどうか。
そこでのタイムロスは、命にもかかわりますし、その後の後遺症の軽重にもかかわってきます。
テレビでその話を聞いて、目に見えない陰で深刻なことが多数起きていることを痛感しました。
自身の頸動脈、できれば左右の頸動脈の流れの傾向性を把握すること。
(左右の頸動脈の血流は一様ではなく、その左右の流れの差から異常な様子を見分けます)
大事だなと思います。
そして同時に首の深部は、解き方によっては活殺点として活かしも殺しもするところなので。
その部分の凝りという、脳への血流阻害を起こす存在に気づいて、速やかに適切な対処をしてほしい。
お見舞いにいったときには、すでに発症してつらい思いをなさっているさなかですから、
そのようなことをいわれても混乱する時期です。
すでに日本で有数のリハビリテーションセンターでお世話になっておられるのです。
信頼関係がしっかりと構築されているところで、
前向きに今後もリハビリに取り組むとおっしゃられていて、
ほんとうによかったなと思いました。
私も自分が幾分か調べたことがあるとしても、
それはそれとして伏せておいたほうがいいのです。
いずれ退院をして日が経っていくにしたがい、
もしかしたら新たな現状の改善させる押し上げ法もあるかもしれないと思われるようなことがあれば、
私が今までだいぶそちらの施術での改善法は調べてきたのでお話させていただければと思っています。
ただ、そのようなことをうだうだ思う前に、
自分自身の不安部分を拭っておかなければ話になりません。
それもあって頚部のセルフリリース法を熱を入れて研究しています。
そのおかげで、自然界では起きないような大きな変化が私の首に加わって、
その変遷を制御しつつ受け入れて、新たな変更を加えるというサイクルに、
いまはかなり忙しく時間を使わせていただいております。