棒状かっさは、人体の凸に凹でフィットするからスグレモノマッサージができるんです!

こちらのブログをお読みいただきたい方:

■ 棒状かっさを購入したか購入の検討をしておられる方

■ 比較的に安価で効率のいいマッサージがしてみたい方



下記の私のブログを読んでいただいて、
木製の棒状かっさを買いました!」という方から連絡をいただきました。

2022年02月02日
背面のリリースって苦手だという人、いませんか? そのような方にお勧めの かっさがあります! その形状は。。。。。

http://bodywise-note.seesaa.net/article/485450787.html

木製かっさ4本そろえ.jpg


すりこ木のようで、中ほどにアーチ部分が設けられた面白い形状ですね。



お寺のお坊さんがすりこ木でごまの油がでるまでゴマをするとき。

どのようにして擦っているか、ご覧になられたことはありますか?

それぞれのお坊さんごとに流儀があると思いますが、
私が訪れた僧院で軍手をしていました。

宿坊に宿泊する方々30名ほどのゴマ豆腐を作るためです。
すりこ木は短くなっています。。

ゴリゴリゴリゴリ、とリズミカルな音を立てて。




そのすりこ木と様相は似てるんですね。

すりこ木も棒状かっさも握りやすさが大事です。
『握りやすくするポイント』
できれば軍手をして棒状かっさを使ってください。
一工夫するなら軍手にゴムのすべり止めが貼られた商品がありますから、そちらがよりよいでしょう。



そうしていただくだけで、マッサージ効果は4~5倍跳ね上がります(個人的な感覚ですが、まじめにそう感じます)。
なのでもし棒状かっさを購入なさった方がおられたら、
ぜひ、軍手にすべり止め機能がついたものを手にはめてセルフマッサージをしてみてください。




こちらの棒状かっさの優れた点は、
体の凸の部分にフィットするような窪み凹があるから胴体や首、脚部などの凸面をフィットしてとらえることができるのです。


私はストレッチポール、ランブルローラー、様々なフィットネスやセルフケアをすることのできるツールを持ってますが、
胴体へのフィット感がでるようなアーチがあるグッズじゃないんですよ。


そうなんです。
人体の胴体の側面などはかなりのアーチ型なんですが、
ストレッチポールやランブルローラーじゃ、一点のみが強烈に当たって痛いし骨折の危険がある。
つまりアーチが強い面を対応させるには不適応なツールです。
そこに不満をもったことがある方、おられませんか?



市中で視られるセルフマッサージ用のグッズって、そういうのが非常に多いんです。



それに対して。
中国式のかっさ等は、凸と凹の組み合わせで人体が構成されているなら合理的にその凸と凹にフィットしマッチするようなケアができるべきだという思想が入ったものも多く存在しています。


一見すると、棒にアーチの面を彫ったちょっとした工夫に見えますが、
このアーチが人体の凸を凹でフィットさせて安全で効率的にきつい凝りを癒してくれるわけです。
※ 一般の棒状かっさには。アーチが2つのパターン彫られています。
  長いアーチ面は、フィット面積が大きくなりやさしい加圧になり、
  短いアーチ面は、フィット面積が狭まり強い加圧になります。
  体側は長いアーチ面を用いて広めにフィットさせるのがポイント。
  首後ろは短いアーチ面のほうが的確にフィットします。
  首後ろを長い広いアーチでかっさすると、圧がぼやけて効き目が感じられないかも。。。

棒状かっさ.png



■ 腸脛靭帯のセルフマッサージでリリース


腸脛靭帯という靭帯が太ももの外側位置にあります。
セルフマッサージをしようとしても力が入りづらく、
ランブルローラーやストレッチポールでは一点に力がかかって危険な圧になります。

それは脚部という筒状の円筒形だからそうなるのです。

円筒形状にフィットさせることができる棒状かっさは、
ランブルローラー等では当たりが悪い円筒の部位でも、
じつにフィット感ありありでリリースしてくれるので。

昨日、同業者の先生が腸脛靭帯が凝っててといっていたが、
こういう手もあるぞと教えてあげればよかった。 ^-^;
というように施術者でも、この腸脛靭帯は解きづらいところになるのだが、
そこも楽々、リリースしていけるというスグレモノマッサージツールです。




あとは棒状かっさ。
梃子を使うことで【鼠径靭帯の詰まりや凝り】を劇的にリリースしてくれるスグレモノマッサージができます。


棒状かっさの丸みをもった端の部位を使って梃子で解きます。
この鼠径部はてきとうなやり方で加圧をかけすぎると、鼠径靭帯がダメージを帯びて再生不可能になるのです。
だから安易に手出しをしてはよろしくない部位のひとつですが、この鼠径靭帯が硬くなって代謝の不良を呼ぶ。

つまり脚部という筋肉量が多い部分が、歩いたり走ったり立ったりすることで、熱を発生させ、その熱を胴体等全身に回して体を温める。
それが温活の必須ですが、鼠径靭帯は座り続ける生活だったり、大腿直筋で歩く方だったり、身体のねじれがあったりすれば、
かなり危険なほどパツパツに切れそうになるほど強いテンションを持った状態に陥ります。
そうなると脚部で温めた熱を血に熱転写して全身に回そうとしても、緊張しすぎの鼠径靭帯の締め付けにより、
血行が停滞して血の巡りが悪くなるのです。
するとカラダの深部も冷えてきます。
そこから虚証がはじまるのです。

鼠径靭帯の詰まりや凝りを解く。

それをせずに、血行を良くする薬膳等を食しても、うまくその食材の力を活かせないようなケースになります。


そのようなとき。

ベン石温熱機があれば、ゆっくりじんわりと硬く変質した鼠径靭帯を熱で融解させて緩んだころに加圧して解くのがベスト。

ベン石温熱機を持ってない!という場合には、棒状かっさの丸い端を鼠径靭帯に当てて、鼠径靭帯の流れに沿って摩擦熱がでるよう圧します。
このやり方は修練が必要ですが、
ほぼほぼお坊さんがすりこ木でゴマをするのと同じ手さばきでOKです。


てこの原理を活かすには、支点を完全に固定して微動だにせずが必須です。
支点がぶれたら作用点の力が死にます。
死ぬだけでなく、イメージにそぐわないところへの加圧となるため危険です。
まずは自分のふとももの内側を使って練習してから、鼠径靭帯のほうに移行しましょう。


( 作用点ー--支点ー--ー----------力点




※ これできれいに鼠径部の凝りが消えてくれた方、いますから。
  できればまったくのマッサージをしたことがなくてという方は、
  ちょっと危険部位だから控えるようにしていただいて、
  私と同業者の方などは、意外に前傾で仕事をすると鼠径部の凝りはでるのでやってみてください。