自作:ユリネの小袋が激務の施術疲れ負担を量を減らしてくれた!

漢方薬を構成する要素となる生薬には、
生薬を身に着けると人体に作用するといわれる特殊で特別なものがあります。

そのような効果の中でユリは人の精神を落ち着かせる強力な作用が発揮されるものです。
感受性が高い人は、ユリが発する気のような作用に敏感に気づく人がいます。
ラクゼーションサロンや長居してくつろいでもらいたいお店では、
うつくしく咲くユリを飾ればユリの花のアロマテラピー効果は高く、
非常に居心地のいい場を醸し出してくれるでしょう。

ですが漢方薬でユリの花を直接使うことはなくて、
ユリネを使うことが多いですね。


特に個人的に今の時代に必須だと注目している生薬として「ユリネ(百合根=百合の球根)」があります。
栄養価が高く、健康や美容によいことから京懐石やおせち料理、精進料理によく使われるユリ根。
精神を落ち着かせ、美肌効果や高血圧の対応や不眠改善が期待されるものです。


生や乾燥したユリネをゆでて食べるとほくほくしておいしく、
食べればその味覚も相まってココロが癒されます。



ただ食べるとなくなってしまう。。。 ^-^;



長い間、そのユリネの精神安定剤のような効果を持ち続けるには?


そのようにしたいという思いから、
先日、乾燥したユリネを小袋にいれて胸ポケットに入れるといいでしょうとブログに書かせていただきました。
乾燥したユリネは、香りが周囲へ広く拡散するユリの花のような遠隔まで効いてくれる作用は期待できません。
ユリネの精神を落ち着かせる五臓の心臓の近くへ身につけたほうが効果があらわれます。
心臓近くに置いたほうがいいという理由は専門的なこととなりますが
{帰経:心・肺}といった心経・肺経に絡む生薬だからといのがそれです。


今日は、実際に私が施術のときに身に着けるようにしているユリネの小袋を紹介させてください。
常備しているユリネの瓶から10gほど取り出します。
それをガーゼ生地を袋状にしたものへ入れて密封します。

ユリネの小袋.png


今回の小袋をつくる素材と道具は五反田TOCユザワヤ仕入れました。

●ダブルガーゼ、110✖50cm コットン100%    217円

●ボンド裁ほう上手(針・糸がなくてもかばんが作れる!)  638円

ユリネの小袋の袋の素材.png

コットンのガーゼ生地にしたのは生薬の気が外へと通じやすくするため。

「ボンド裁ほう上手」は、ドライクリーニングや洗濯OKのスグレモノ。
横着せずに針と糸で縫ってもいいのですが、糸がほつれて散らばるのを極力避けたかったので。
使ってみると楽だし、想像以上にしっかりと接着できて耐用性もあります。



ユリネをベースにして、他に私が独自に研究段階のある生薬を混ぜて胸ポケットにいれると、
施術後の気を失うほどの疲れが、これだけで半減です。
もちろん誰にも効くといった漢方薬がないのと同様に、
自分の体の「証」という虚実・陰陽や五臓の状態がどうあるかを診ます。

そこがみれてわかってカスタマイズできるから効くし、
他者に同じ内容物の入った小袋を渡してもこれほどは効かないものです。