湿度70%前後がつづく疑似的な梅雨、つづいてるときには、胃・脾臓が疲れるでしょう。食に注意が必要な時期です

いまだ日本は梅雨のような時期。
そのような話をお客様とする機会がありました。
ここ数日、湿度70%前後という高止まりが継続中。


中医学では、
梅雨のときは胃・脾という『消化器系』『口からものを食べる系』に疲労がたまるので、
食についての生活上の注意が必要といわれます。


感じ方としては、
「胃が重い」「胃がだるい」「胃がもたれる」「下痢をしやすい」「お腹が痛い」「腸にガスがたまる」といったことがみられます。



不思議と腹診をして腹部のみぞおち部分を触ると、いまの時期特有の異変を感じることがあります。
通常は胃の位置を触っても食事後に小一時間すれば空洞になる臓器です。
柔軟性がある臓器であるにもかかわらず胃の形状が目の当たりにできる硬さがあったり、
すい臓や肝臓と胆のうの当たりにも硬化した感じの障りがかんじられることもあります。
それゆえに胃腸の様子に引っ張られての不調にあらず、すい臓や胆のうの疲れからの不調だといわれることもあるようです。

そのような時ですから、
特にお腹を冷やしやすい人や体のむくみが出てきやすい人は、
食べ過ぎだったり逆に食べなさすぎなどを注意していくことが大事です。



また胃腸に関する不調が続くなら、胃を休めてあげるのも大事ですが、
あまりにも食べなさすぎと体力の減少と後退が進みます。
そこをうまく乗り越えるよう白湯をいただいたり、消化吸収のいいお粥をとるようにしてみましょう。



個人的な話で恐縮ですが、
「お腹が空いてるけど、何を食べていいかさっぱり思いつかない・・・」と乾麺をゆでてばかりで栄養不足ぎみです。
施術で最近思考が深まり、施術後は身体的疲労と同時に脳疲労の酸欠で、自炊する気力がわかないときがありました。
コロナ禍の非常食用に、乾麺をどっさりひと箱分も買ってしまい、気づけばそれらが賞味期限が切れてしまいまして。
すみやかに消費していこうと思うことも手伝って、賢い判断ができなくなっているようです。

今週は仕事が穏やかなときで、
コーチングの先生をしているお客様からメールで「鈴木君、施術についての短い映像つくれば?」的な言葉を聞き、
そちらに腰を据えて考えてみたいという時間に当てようと。
この機に食生活の改善をはかろうと考えています。

皆様も、胃・脾の疲れをカバーするような生活で、
いまを乗り切りましょう。 ^-^