経絡による心臓の調子の検査点かつ治療点は?

第六胸椎下の督脈〈霊台〉が、心経と督脈が交わる心臓の検査点であり治療点です。

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遠方に住まわれる鍼灸師の友人が心臓のトラブルと呼吸のしづらさが気になるといって連絡をよこしました。
以前、彼が整体の施術をする姿勢を観たことがありますが、
かなりのクセがある刺激の入れ方でした。
施術者自身の身体の片側、特に左側に負荷をかける操作が強く、
横隔膜より上方部分の固定をきつくしていた印象でした。
するとちょうど霊台あたりにねじれが入りますが、
それに関連する胸椎椎間板の詰まりに陥っているのでしょうか。
仮にそうであれば、この霊台は横隔膜の背面との付着部としての関係で、
心臓の不調と横隔膜の引き連れからくる呼吸が制限が併発されることとなります。

ただそこは鍼灸師の先生であるから熟知しているかもしれません。
ですが、、、霊台について、ある経絡学の教科書では心経とのつながりから心臓負担がくるといったことが書かれていなかったり、意外にまちまちなんです。
ですが私のような経絡学習初学者レベルと30年選手との違いから、
私が取り立てて指摘しなくとも、こうした霊台のトラブルについて認識なさっておられるでしょう。
ですが霊台の詰まりがきついときには、
そこに関係する肋間筋および前鋸筋、一部小胸筋や大胸筋など、
いくつかの筋緊張が深くほどかなければ効果が薄まることがあります。
そうなると霊台狙いでの一点アプローチでは成果が不十分となってしまうこともあります。
そこは臨床でより効果を引き上げる工夫が必須ということでしょう。


彼もご自宅の方面で付き合いのある鍼灸師で整体の技術をも得意になさっている施術者に治療をうけているそうです。
そうした背面部の自身では調べにくい点も指摘してもらえていることでしょう。
そちらで症状が快方へと前進していかれればと願っています。


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別の話となりますが、
〈経絡マスター〉という私も愛用する優秀かつ同種アプリでは観られない日本語対応の経絡アプリ。
優秀なアプリだから、初学者には特に利用を勧めたいと願っています。
(上掲させていただいた霊台の画像は、そのアプリからのものです)
そちらを作っている会社より、〈鍼灸専門学校のリストがほしいのだが、、、〉と、
私の方へメッセージ。
ネット検索で鍼灸専門学校の一覧をみつけ、お伝えしましたが、
学校側に中国語ができる先生がいば応答も正確にできるのでしょう。
いつも、ちと、こちらのアプリ営業の方と遣り取りをすると、
翻訳ソフトをかませてあることでチグハグ感あふれるやり取りが展開されてしまう。
正直、それでは営業をかけても、多忙な学務課に門前払いをされそう。。。
日本人営業マンを一人でも雇って任務につけてくれたら、
経絡アプリのスタンダードになるでしょうから、
ちょっともったいないですね~


ちなみに、こちらのアプリは、皮膚図表示以外にも、骨格図、筋肉図など柔軟な表示が可能で、
経穴の正確な位置がとても理解しやすくなっております。

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